鉄道ファンでも知らない人が多い「看板の法則」とは
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複数の路線が乗り入れている地下鉄駅の出入口に設置されている看板について、表記の方法に知られざる法則”が存在するという。
2月12日、TBSの安住紳一郎アナウンサーは、自身が総合司会を務める「THE TIME,」でその法則を披露。実は、鉄道ファンでも知らない人が多く、ネット上でも《目からウロコ》など話題となっているとのこと。
東京メトロの場合、その出入口から改札までの距離が近い順に左側(※看板が縦書きの場合は上から)から表記。つまり、同じ駅でも出入口によって順番が異なるという。
都内の地下鉄駅だと5路線が乗り入れる大手町駅、4路線の飯田橋駅などは広いうえに駅構内が複雑で、一部からは“ダンジョン”とも呼ばれている。
「日頃から通勤・通学で利用しているならともかく、初見だと案内板などがあっても迷う人も少なくありません。しかし、乗りたい路線の改札までの距離が他の路線より短いことを駅構内に入る前に把握できれば、そうした出入口を利用することで迷うリスクは軽減されます」(鉄道ライター)
だが、出入口の看板の表記ルールは、あくまで東京メトロ独自のものだといい、都内に都営地下鉄も4路線運行しており、両社の路線が乗り入れている駅では注意が必要だという。各駅ともにいずれかの鉄道会社が管理しているが、自社路線から優先して表記することがあるようだ。
「出入口看板の表記の法則自体は東京メトロも認めていますが、かといって一般に広く告知しているわけではありません。都営地下鉄との乗り入れ駅では必ずしも法則通りとはならず、かえって混乱させてしまう可能性があるからでしょう」(同)
法則を知っておいて参考になるのは間違いないが、過信しすぎないほうがよさそうだと「アサ芸ビズ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部