「18歳差婚」離婚歴・二股疑惑の過去も...「心理的コントロールも仕事のうち」か

今年1月、女優の伊藤沙莉が劇作家で演出家の蓬莱竜太との結婚を発表し、“年の差婚”が話題となった。
蓬莱には離婚歴があり、伊藤との交際発覚当初に二股疑惑も浮上したため、今旬の女優の18歳差婚(入籍時。現在は19歳差)を疑問視する声も多く聞かれた。
だが、演劇業界からすると演出家の年の差婚(特に再婚)は珍しいケースではない。
なぜかこの業界には、一回り以上年下の妻をめとる者が絶えないからだ。
「その筆頭とも言えるのが、三谷幸喜でしょう。4歳年下の小林聡美との離婚後、13年に19歳年下の元女優のyumaと再婚した。また、阿部サダヲや宮藤官九郎、荒川良々、皆川猿時らを輩出した劇団『大人計画』を主宰し、自身も俳優として活動する松尾スズキも、14年に20歳年下の一般女性と再婚している。加えて、過去には大竹しのぶとの同棲を報じられ、昨年の松本潤主演作には当日券を求める嵐ファンに連日長蛇の列を作らせたカリスマ演出家の野田秀樹は、05年に25歳年下の女優の藤田陽子と再婚。20年には64歳にして第4子を授かっているほどです」(芸能記者)
さらに、今やイケオジ俳優として人気の吉田鋼太郎は、「世界のNINAGAWA」こと蜷川幸雄亡き後の「シェイクスピア・シリーズ」を引き継いだ演出家としても知られるが、16年に行った結婚が4回目(事実婚含む)で相手女性が22歳年下なのは有名な話である。
だが、なぜ演出家は若い女性にもてるのか?
その理由を演劇業界関係者はこう語る。
「演出家は昔からよくモテます。舞台の初日が近づくにつれ、不安や恐怖に襲われる女優を心理的にコントロールするのも仕事のうちだから。その信頼関係が恋愛に発展する可能性が高いようです」(舞台関係者)
要は、一種の“吊り橋効果”とも言えようか。
アカデミー賞主演女優賞を獲得した映画『ブラック・スワン』(2010年公開)では、主演のナタリー・ポートマン演じるバレリーナがプレッシャーに耐え切れず精神を崩壊させていく姿が描かれたが、大きな舞台に立つ女優にかかる重圧は計り知れないといわれている。
「その証拠に伊藤沙莉は21年に蓬莱が演出を務めた『首切り王子と愚かな女』に出演。これがヒロイン役を射止めた初の大舞台だったため、その重圧が蓬莱との交際の一因となったのは間違いない。また、程度の大小はあってもこうした仕事上のストレスを和らげてくれる演出家が、女性から好意を寄せられる機会が多いことは疑いようのない事実なのです」(前出・芸能関係者)
もっとも、年齢の壁を越え、舞台共作を機に「一生の伴侶」という幸福な関係が生まれる一方で、ここ数年はハラスメントや性加害で告発される演出家も増えている。
「稽古場では演出家一人にあらゆる決定権が集中しがち。勘違いする人がいてもおかしくない」と前出の舞台関係者は指摘するが、年齢差婚の成立はハラスメントと紙一重。中年劇作家が年下女優と“吊り橋”を渡るには、今後ますます慎重さが求められることになりそうだ、と週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部