駄作『ドラマ』大コケ、視聴率4%台「崩壊している」

今期ドラマの多くがクライマックスを迎えているが、話題を集めているのはTBSの『御上先生』と『クジャクのダンス、誰が見た?』だろう。
どちらも伏線が張り巡らされたストーリーのため結末を予想できず、最終回まで視聴者をぐいぐいと引っ張っている。一方で、今期ドラマの大半が大コケしているのが、日本テレビだ。
バカリズム脚本の『ホットスポット』は、前評判こそ高かったが思ったように視聴率が伸びず、苦戦を強いられている。
「『ホットスポット』は、TVerのお気に入り登録数が100万を超えたが、視聴率はこれまでずっと5%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。『ブラッシュアップライフ』のスタッフが再集結して制作しているが、『ブラッシュアップライフ』は同じ放送枠で最高視聴率7%を超えている。『ホットスポット』はいまいち波に乗れていない印象です」(キー局の編成担当者)
また、放送前は大注目されていた『アンサンブル』も、フタを開けてみれば“がっかり”ドラマだったようだ。
川口春奈が主演、共演にSixTONES・松村北斗を迎えた意欲作だったが、視聴率は初回7.6%から右肩下がりを続け、現在は4%台をウロウロしている。
「弁護士を主人公にしたリーガルラブストーリーのはずが、最近では裁判風景がほとんどない。いつの間にか、川口と松村が演じる2人の恋愛模様ばかりになり、そこに家庭問題が絡む良く分からない展開になっている。正直、脚本が崩壊している印象で、視聴者は期待を裏切られた気分でしょう」(民放関係者)
そんな『アンサンブル』に負けず劣らずつまらないのが、赤楚衛二主演の『相続探偵』だ。
視聴率は5%台をウロウロし、同名漫画が原作ながら良くも悪くも印象に残らないドラマになってしまっている。
「赤楚さんは、1月公開の映画『366日』が興行収入で20億円を突破するヒットを記録している。そう考えると、『相続探偵』の数字はさびしい限りです。とにかく主人公に魅力がなく、しっかり練ってキャラ設定されていない印象で、コミカルな演出は多いが赤楚さんの良さを引き出せていない。映画はヒットしているのですから、赤楚さんではなく制作スタッフの腕の問題でしょう」(同)
では、なぜ日本テレビのドラマは“駄作”ばかりなのか。
「日テレは、深夜ドラマも含め方向性を見失っているようです。2023年10月期ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんが亡くなった事件を受け、局全体でコンプライアンス重視の動きが強くなり、思い切ったドラマを制作できない。日テレはそもそもドラマプロデューサー間での交流が活発でなく、他局よりドラマの制作部隊が弱い。春ドラマが発表され始めているが、日テレの一人負けは続きそうだ」(前出・編成担当者)
『セクシー田中さん』の問題で視聴者の信頼を失った日本テレビだが、回復にはまだまだ時間がかかりそうだ、と週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部