ことごとく終了...『レギュラー番組』が激減

フットボールアワー・後藤輝基の「芸人寿命」に黄信号が灯っている。
2011年、島田紳助氏の芸能界引退により、東野幸治、元雨上がり決死隊・宮迫博之とともに「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系、現在は「行列のできる相談所」に改題)の所長を、交代制で担当してきた。
その手腕が認められ、「損する人得する人」「ウチのガヤがすみません!」「今夜くらべてみました」(いずれも日本テレビ系)などの司会者の座に収まる。ところがこれらの番組がここ数年で、ことごとく終了してしまう事態に。
それでも2022年9月からは、新たにゴールデン帯の司会が加わった。木曜夜7時の「ニンチド調査ショー」(テレビ朝日系)だ。ところがこれも視聴率低迷のため、次第に放送頻度が減り、わずか1年で土曜夜10時に「降格」。「ザ・ニンチドショー」として再出発し、昨年10月からは「THE 世代感」とタイトルと内容を変えて、1時間枠で放送されてきた。それがなんと、この春から30分番組に短縮されることが判明したのである。
そして「行列」はこの3月末で23年の歴史に幕を閉じる。つまり後藤はゴールデンタイムから完全に姿を消してしまうばかりか、レギュラー番組が「THE 世代感」の1本のみという状況に陥ってしまうのだ。
レギュラー番組が激減した一方で、最近よく出演しているのが「酒のツマミになる話」(フジテレビ系)。司会の千鳥・大悟のサポート役のような形で出てはいるものの、大悟は先輩の後藤を前に、若干やりにくそうな雰囲気がある。あるいは「水曜日のダウンタウン」(TBS系)や「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)のパネラーとして呼ばれるようにもなったが、これらは吉本興業がテレビ露出の場を確保しているためだろう。
正念場を迎えているMCの名手。いったいどうしてここまでレギュラーを減らしてしまったのか。
「これまで『高低差ありすぎて耳キーンなるわ』などのたとえツッコミで鳴らしてきましたが、共演者のトークのオチを、自らのこのツッコミで作るようになってしまったのです。そのうち、千鳥やかまいたちといった中堅勢が台頭してきました」(バラエティー番組制作スタッフ)
お笑い界の勢力図の変化に巻き込まれている後藤。今後、新たなMCの仕事をつかむことができるのだろうかとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部