『番組』ベテランが異変、緊急事態に...カメラマンも頭痛訴え「涙が溢れた」

9日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では、タレントのイモトアヤコさんが7年ぶりに海外登山へ挑戦。
ベテラン山岳ガイドがリタイアし、カメラを回すのが困難になるほどの状況のなか、イモトさんの言動が反響を呼んでいます。
イモトさんは、スイスのブライトホルン(標高4,164m)山頂からのご来光撮影に挑戦。“天国じじい”の愛称で親しまれるベテラン山岳ガイド・貫田宗男さん(73)をはじめとする「イッテQ!登山部」とも久しぶりの再会となりました。
そのなかで、イモトさんは昨年7月に世界第2位の高峰・パキスタンK2西壁の未踏ルートを挑戦中に滑落した、中島健郎さんについて言及。
「山に来るとよりツラくなるね。フタをしていたものが出てきちゃうというか…。ずっと(健郎さんを)感じながら登る気がする。ずっといる感じがする」と、涙をこぼします。
ところが今回、想定していたよりも大幅に遅れてしまい、ご来光の撮影に間に合わせるため、アタック当日は午前2時過ぎから登り始めることに。
休憩時間を削って歩き続け、午前5時過ぎに標高3,800メートル地点に差し掛かると、貫田さんの体調に異変が。
貫田さんは「まだ歩けるんだけど、途中でへばっちゃうとどうしようもない」と、チームのために下山することを決断したのでした。
この緊急事態に、イモトさんは耐えられず「やめてよ…。貫田さんリタイアなんてなかなかないから…。初めて」と涙。
その後も、標高4,000メートルを超えるとカメラマンも頭痛などの症状を訴える過酷な状況に。イモトさんは涙を拭って自身を奮い立たせると、自ら固定カメラを手にレポートと撮影を始めます。
苦しそうに息を切らす仲間たちに「安全第一で! 体調悪かったら言ったほうがいい」「焦っても落ちるから! 大丈夫、ご来光は消えないから」と声をかけ、隊を鼓舞する姿も映されました。
ご来光には間に合わなかったものの、健郎さんや貫田さんの想いを背負って、見事登頂を果たしたイモトさん。
視聴者からも「イモトと貫田さんの涙で、ああ、健郎さんはいないんだな、とようやく実感しました。本当に寂しいです」「イモトと石崎Dの愛のキューピットだった中島さん、イモトや登山ジジイ達が涙していて、涙が溢れた」と健郎さんを悼む声が。
また「ベテラン登山家らイッテQ登山部が相次いでバテる中、イモトさんだけ先頭切って元気なのが凄すぎる」「イモトすごい。ママになってさらにパワーアップしていてすごい。登山家だよもう」といった声も目立ちます。
イモトさんは放送終了後に自身のSNSで健郎さんへの想いをつづっており、こちらも反響を呼んでいます、とSirabeeが報じた。
編集者:いまトピ編集部