『国民的番組』視聴者騒然…「もうアウト」「ひどい」

さまざまな世代が楽しめる人気番組『笑点』(日本テレビ系)の大喜利で、不適切な回答が飛び出したと物議を醸している。
問題の場面が訪れたのは、3月9日放送回の大喜利第1問目でのこと。
この日の会場となった静岡県清水文化会館がある静岡県清水市にちなみ、「し◯◯◯、し◯◯」と、「し」から始まる4文字、3文字の言葉を考えるお題が出された。
トップバッターの三遊亭好楽は「朝食べたら美味しかった。新鮮、しらす」と清水の名産にかけたキレイな回答を披露。
林家たい平は「石破茂ですけれども、参議院選挙が心配です」と石破首相のモノマネをしつつ、「支持率、シビア」とタイムリーな風刺ネタを繰り出した。
すると、これで気を良くしたのか、たい平はその後、司会・春風亭昇太と同じ一門にあたる春風亭一之輔を巻き込んだ大喜利を披露する。
たい平は「一之輔さんがいつも心から願っていることです」と前置きすると、「昇太、死んで」と回答。
これに隣の一之輔は「こらっ!」と立ち上がってツッコんだが、たい平ではなく、一之輔が座布団を2枚も没収されてしまった。
同じ一門の関係性をネタにした大喜利に、会場からは笑い声と拍手が巻き起こる。
しかし、視聴者からは
《笑点でネタとはいえ 死んで発言はどうなんですかねー??》
《お笑いで「死んで」はダメだろ》
《テレビではあかんのとちゃうか》
《しんではもうアウトだと思う 歌丸さんと円楽さんだったときは良かったんだけど》
《しょうたしんでは酷い》
といった声が噴出したのだった。
「たい平さんの回答から、フワちゃんの騒動を思い出す視聴者もいたようです。昨年8月、フワちゃんはピン芸人のやす子に対し、Xで『死んでくださーい』などと不適切投稿を行い、謝罪・活動休止に追い込まれた。これにならうなら、たい平さんも活動休止すべきということになりますが、あくまで大喜利のネタですからね。こういったイジり方は現代的ではないと感じた視聴者が多かったことは事実だが、たいして問題にはならないでしょう」(芸能ライター)
かつてなら大ウケだったかもしれないネタも、コンプライアンスが厳しい昨今ではなかなか受け入れられない場合もある。
『笑点』ほどの国民的番組となれば、そのあたりのさじ加減も難しそうだと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部