発表ができない状況「このまま放送なし」前代未聞の事態か

CMスポンサー撤退で大揺れのフジテレビで、4月期の改編が発表された。お笑い・バラエティー関連では「千鳥の鬼レンチャン」が日曜午後7時からの2時間番組に。日曜は「千鳥のクセスゴ!」の午後7時台のレギュラー放送が先日終了しており、その分の枠拡大となる。
土曜朝の、南海キャンディーズ・山里亮太と宇賀なつみがMCの「土曜はナニする!?」は30分拡大。宮根誠司と藤本万梨乃アナがキャスターを担当する日曜夜の情報番組「Mr.サンデー」は、放送時間を午後8時54分から11時9分までの2時間15分に拡大する。
「出稿を見合わせているCMスポンサー各社が戻らないことは、想定内でした。番組の数を増やそうが減らそうが、CMが入らないのは同じこと。枠を拡大して番組数を減らす苦肉の策で、なんとか乗り切ろうとしていることがハッキリ分かる改編でしたね」(放送担当記者)
とはいえ、異例の事態が問題の深刻さを表している。
「なんと、この段階になっても、木曜午後10時のドラマ枠の発表ができない状況です。となれば、放送スタートが5月以降にずれ込む可能性がありますし、制作費の問題でドラマを放送できないという、前代未聞の事態もありうるのでは」(前出・放送担当記者)
現在、日弁連のガイドラインに基づいた第三者委員会が、一連の問題を調査中。3月末をメドに、結果を発表することになっている。
「フジテレビにとってプラスの調査結果が出るわけではないので、結果次第では今より状況が悪化するかもしれません。7月期も厳しい状況のままかもしれない」(フジテレビ関係者)
暗いトンネルからは当分、抜け出せないようであるとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部