結婚を発表、好感度アップか

人気声優・細谷佳正が3月10日、自身の公式Xにて一般女性との結婚を発表し、ファンから祝福の声が続出している。一方で、業界関係者からは彼の声優としての実力について厳しい評価が聞こえてきた。
アニメ『テニスの王子様』シリーズの白石蔵ノ介役をはじめ、『進撃の巨人』シリーズのライナー・ブラウン、『僕のヒーローアカデミア』シリーズの常闇踏陰役などで知られる細谷。上記作品以外にも、さまざまな人気タイトルで主要キャラを演じ、その年度に最も印象に残った声優や作品を称える「声優アワード」では、2014年の第8回と16年の第10回で助演男優賞を受賞している。
また、歌唱力にも定評があり、演じた役柄の名義で「キャラクターソング」も多数歌ってきた。12年には、ラジオ『細谷佳正・増田俊樹の全力男子』(文化放送、11~13年)で共にパーソナリティを務めた声優・増田俊樹とユニット「MaxBoys」を結成し、シングルを3枚、アルバムを1枚リリースした。
そんな細谷は3月10日、公式Xを更新。「いつも応援してくださる皆様へ」(原文ママ、以下同)とつづりながら、結婚に関する直筆署名入り文書の画像をアップした。お相手の女性は「この業界とは関係のない一般の方です」とのことで、「学生時代、演劇に魅了されてから今日まで、様々なご縁や皆様おご助力で、今日までお仕事を続けることができました」と関係各所に感謝しつつ、「これからも応援してくださる皆様、関係者の皆様との絆を胸に、精進してまいりたいと思います」「今後とも、変わらぬ応援をよろしくお願いいたします」と決意を新たにした。
端正なルックスで“イケメン声優”としても高い人気を誇っている細谷だけに、ファンの中にはショックを受ける人も一定数いるようだが、「ご結婚おめでとうございます!」「末永くお幸せに」などと祝福の声が相次いだ。
さらに、「『この業界とは関係のない一般の方』という書き方から細谷さんの真面目な人柄と細かな気配りを感じた」「細谷さんの人柄がうかがえて尚好感度増しまし」などと好意的な意見も寄せられているが、いったい業界内ではどのように評価されているのか――。
「良くも悪くもまっすぐな性格で、自分の意見をしっかり持っている方。そのため、周囲から堅物だと思われることも少なくありません。マウスプロモーション附属俳優養成所出身の細谷は、04年に同事務所に所属し、14年に退所。その後はフリーで活動していますが、女性マネジャーの評判が非常に悪く、それが原因で彼自身の業界内評価も落ちてしまいました。立場が逆転しているかのような状態で、『まるで細谷がマネジャーを“崇拝”しているように見えた』という話も聞いたことがあります。彼がスピリチュアルや都市伝説好きとして知られていることも関係しているのかもしれませんが……。実際、一時期はそのマネジャーの存在が影響したのか、仕事が減った時期もあったようです」(制作会社関係者)
また、声優ライターの勅使河原みなみ氏によると、こうした状況は「フリーになりたての声優によく見られる傾向」で、業界内では、「細谷と同じようにマネジャーの評判が悪く、仕事に悪影響を与えている声優のうわさを時々耳にします」という。
なお、「声優同士の恋愛は珍しくない」中で、細谷に関しては「そういった話はほとんど聞かれません」とのこと。そして、肝心の声優としての実力については以下のように語る。
「現在43歳の細谷は、自然体の芝居が魅力的な声優です。一般的に、彼のように“王道”を歩んできた人は、アニメに寄った少しオーバーな演技に寄りがちですが、彼の場合はマウスプロモーションの養成所に通ったことが良い影響を与えたのかもしれません。この事務所の声優は、自然体の演技ができ、舞台でも活躍できる役者が多い印象がありますから。17年に喉の治療のため一時休業していましたが、特に影響なく仕事を続けています」
一方で、前出の制作会社関係者は、「実直な青年役が特にハマる一方、デフォルメの強いキャラクターやギャグテイストの強い役柄にはあまり適性がない。演技の幅を広げることが今後の課題といえるでしょう」と評価した。
人生の伴侶を得た細谷がどんな活躍を見せてくれるか、今後も注目したいところだとサイゾーウーマンは報じている。
編集者:いまトピ編集部