『番組』終了を発表、30日で全員卒業へ

女子大生アイドルグループの「フジコーズ」がレギュラー出演するバラエティ番組の『オールナイトフジコ』(フジテレビ系、金曜深夜)が、3月21日深夜の放送をもって放送終了を迎えることが分かった。3月8日深夜放送回の冒頭にて発表されたもの。
2023年4月にスタートした同番組は、1980~90年代に一世を風靡した深夜番組『オールナイトフジ』の後継番組として位置づけられ、前身番組と同様に女子大生出演者の「フジコーズ」をメインとした構成を特徴としていた。
2024年12月の週刊誌報道をきっかけに沸き起こったフジテレビを巡る諸問題が番組を直撃。同問題の渦中にあった港浩一フジテレビ社長の肝いり案件としてスタートしたという経緯もあいまって、番組の存続は不透明に。2月には一部スポーツ紙等で「打ち切り決定」との報道も広まっていた。
それでも12月26日にはメジャーデビュー1周年を記念したライブ『フジコーズ1st Anniversary Live「1周年から始めましょう」』を東京・新宿のZepp Shinjuku (TOKYO)で開催し、満員のファンを集めることに。熱気あふれるパフォーマンスを展開し、ファンの間では番組存続への期待も高まっていた。
またフジコーズでは大学を卒業すると同時にグループも卒業する決まりとなっており、3月30日には現在の大学4年生メンバーの卒業イベントを予定。その会場がフジテレビ本社内になることも発表されていた。
3月8日の放送では番組の序盤にて、メインMCの佐久間宣行氏が「ここで視聴者の皆様に大事なお知らせです」と切り出すことに。すると画面には「3月をもって放送終了」とのテロップが映し出され、番組終了という重大事ながらさらっとした発表となったのが印象的だった。
今回の正式発表を受けてフジコーズのリーダー藤本理子は「まあ、あと残りの機会で私たちのキラキラした姿を精一杯届けるだけかなと思います」とコメントだ。
番組終了を知った時期について小杉怜子は「前回の収録の時、2月半ば」と告白。ここ3回は生放送がなく、そのなかで音楽イベント出演やラジオ番組出演、ファンイベントを続けてきたが、フジコーズメンバーは忸怩たる思いを抱いていたことだろう。
発表を聞いた際、泣いたのは今井陽菜一人だけだったという。その今井は「私だけ泣いてて、周りみたら誰も泣いてなくて逆にビックリしちゃって」と驚きの表情に。
それに対してムードメーカー的な役割の坂本結菜が「なんとなくそんな気がしていたんだよ」と語れば、沖玲萌も「たしかにみんな察している感じはありましたね」と同調していた。
それでもフジコーズのメンバーたちは、この日の企画である運動会に全力投球。最後までフジコーズらしさを貫いてくれる構えのようだ。4月以降、メンバーの去就がどうなるのかは現時点で明らかではないが、タレントとして歩き始めた彼女たちの前途が明るいことをファンとしては祈らずにはいられないことだろう。とアサ芸MUSEは報じた。
編集者:いまトピ編集部