佐々木朗希(23)やり直しか

3月19日のドジャースとカブスの日本開幕シリーズ第2戦の先発マウンドに佐々木朗希(23)が上がる。
「現地時間3月11日のガーディアンズとのオープン戦で好投したのが決め手。前回登板で99マイル(約158キロ)を投げ、ファンをびっくりさせていました」(特派記者)
こうした好投と同時に、「調整がやや遅れている」ともささやかれていた。第2戦先発の決め手となったガーディアンズ戦だが、その前後を指して、こんな情報も聞かれた。
「前日の10日、佐々木に付きっきりになっていたのが、マイナーを担当しているヒル投手ディレクターでした。投球と投球の間隔に時間制限を設けるメジャーリーグの『ピッチクロック』を練習していました」(同)
もっと細かく言えば、グラウンドに入る直前、佐々木は日米双方のメディア要請で、囲み取材に応じている。現地10日は、日本時間では11日。佐々木自身も避難所生活を余儀なくされた東日本大震災について聞かれた。
その後に直行したのがサブグラウンドのブルペンだったが、「ピッチクロックの練習は、自主トレ中か、キャンプ初期にやるもの」との批判も出ていた。
「開幕戦の直前になって、ピッチクロックの練習をするなんて、調整の遅延以外の何物でもありません。オープン戦の投球を見る限り、球速は出ていましたが、直球が高めに集まっていたのも気になります」(同)
MLB公式球にも馴染んでいないのではないか? MLB公式球はNPB球よりもボールの縫い目が高く、「滑る」といった感覚もある。
ここに米国の硬いマウンドも加わって、歴代の日本人投手は「低め」に制御できないでいた。対策は慣れるしかないのだ。
「ボールを低めに投げようとし、強く握ります。その余計な力が歴代の日本人投手の故障の一因と言われています」(同)
こうした事情はドジャースの首脳陣も分かっている。
関係者の話を総合すると、時期を見計らって、佐々木に再調整の時間を与えるそうだ。一旦マイナーに降格させるのか、個人キャンプのようなスタイルになるのかは不明だが、これではペナントレースは乗り切れないとみているという。
「ピッチクロックなどの技術的なこともありますが、体力作りからのやり直しになりそう」(同)
MLBデビューを急いでいるのは、注目度が高すぎて流されてしまったからだろう。佐々木の本当の試練はこれからだと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部