『ドラマ』最終回、視聴率11.8%「演技に引き込まれた」

松坂桃李主演の日曜劇場「御上先生」(TBS系)が3月23日に最終回を迎え、平均視聴率は11.8%で幕を閉じた。全話平均視聴率は10.74%だった。
今作は、映画「新聞記者」(藤井道人監督)で知られる脚本家の詩森ろば氏によるオリジナル。東大卒のエリート文科省官僚の御上孝(松坂)が事実上の左遷として私立高校「隣徳学院」への出向が命じられ、高校3年生の担任として教壇に立つ。御上には、この機を利用して、学院と文科省、ひいては政治との裏の関わりを暴くという狙いがあった。
Xに寄せられた視聴者の感想としては「心に残るドラマでした。熱血先生も青春キラキラ生徒もいなくてひたすら教室で考え考え答えが出なくても考える続ける学園ドラマ、斬新でした」「なんかもう単純な学園ドラマじゃなくて、命について、報道について、介護について、沢山の『パーソナルイズポリティカル』に毎週胸打たれっぱなしでした。答えのない問題を考え続けること、しっかり受け取りましたありがとう」「安易に答えっぽいものを出して大団円…みたいな薄っぺらさが一切なく、答えの出ない問いについて考え続けなければならない、という人生の課題を生徒たちに投げかけて卒業させる、というストーリーは、同じことを視聴者にも語りかけており圧巻でした」など、おおむね高評価だった。
「Xでは高評価だったのですが、視聴しながら語り合うサイトでは、ドラマ冒頭に真山弓弦(堀田真由)が起こした殺人事件について『最後まで動機がよくわからなかった』や、千木良遥(髙石あかり)の裏口入学に関して『私立の学校なら、お金積んで入学なんて普通にあるんじゃない?』『入学してから高成績なら問題ない。成績悪ければ留年するだけ』など、ストーリーに納得のいかない部分もあったようです」(ドラマウオッチャー)
最終回は千木良の裏口入学が発覚し、彼女自身が告白する場面があり「『息ができない』って言った直後の過呼吸気味の演技惹き込まれた」と、その表現力に関心が集まった。
髙石は、今年後期の朝ドラ「ばけばけ」で主演が決まっているため、今からその演技に期待を寄せる視聴者も多かった。とアサジョは報じた。
編集者:いまトピ編集部