『春ドラマ』演じ分けが楽しみ「掛け持ちぶりに驚き」超人なのか

今月末から続々とスタートする4月期の連続ドラマ。俳優・江口のりこの“掛け持ち”ぶりに、ネット上では「超人なのか?」と驚きの声が上がっている。
3月31日にスタートするNHK連続テレビ小説『あんぱん』で、ヒロイン・朝田のぶ(今田美桜)の母親・羽多子を演じる江口。朝田家を支える羽多子は家庭的で趣深く、夫の結太郎(加瀬亮)を尊敬しつつ、子どもたちには平等に接する役どころだという。
『あんぱん』の出演にあたり、江口は「ヒロインのぶの母である羽多子さんは、明るくてたくましい女性です。家族の笑顔を喜びに、日々ハツラツと動き回ります。名前の通り『アンパンマン』でいうところのバタコさんでしょうか」などとコメントを寄せている。
キャストのクレジットでは4番手に記載されていることから、出演シーンが多そうな江口だが、4月1日スタートの火曜ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系)では主演の多部未華子に次ぐ2番手で出演。
加えて、4月2日深夜からは主演ドラマシリーズ『ソロ活女子のススメ5』(テレビ東京系)の放送もスタートするため、今春は3つの連ドラを掛け持ちすることになる。
さらに、5月からは舞台『星の降る時』(5月10日~6月29日)の上演も控えており、ネット上では「江口のりこ、どんだけ掛け持ちするの!」「江口さん、春からいろいろ出過ぎてて3人くらいいるとしか思えない」といった声が散見される。
江口の出演ドラマについて、ドラマライターの北村有氏が語る。
「女性版『孤独のグルメ』と名高い『ソロ活女子』シリーズの続編、私も大好きで制覇しているので、やはりうれしいですね。女性が1人でいろいろなところに行って、一人の時間を味わう姿をポジティブに昇華してくれたのは、ひとえにこの作品と、江口さん演じる五月女恵の魅力ゆえだと感じています。酒場に行ったり、時にはアクティブに巨大迷路やリムジンパーティまでしちゃう五月女さんも最高ですが、ついにシリーズ4では海外(台湾)にも進出していました。新シリーズではメルボルンに行く回もあるようで、女性1人で海外旅行をする動きもますます加速するのではないでしょうか」
前出の北村氏が話す。
「『江口のりこ』として確固たるブランドがありながら、どんなジャンルや役柄にもハマれて、必要以上な“色”がつかないのが彼女の魅力だと感じています。『ソロ活女子』のように、素朴に一人の時間を楽しむ等身大の女性をはじめ、『SUPER RICH』(フジテレビ系)の氷河衛のようなバリキャリ女性や、『うちの弁護士は手がかかる』(同)の天野さくらのような少し冷たく腹の底が見えないような人物も演じられる。
かつ映画『愛がなんだ』(19)のすみれのような、これまでの江口のりこのパブリックイメージとは離れた奔放な女性の役も似合うし、『愛に乱暴』(24)の初瀬桃子のようなクレイジーな見せ方もできる。オールマイティでバイプレイヤーでもありながら、主演も張れる稀有な女優さんだと思います」
この春は、江口の“演じ分け”も注目されそうだ。とサイゾーウーマンは報じた。
編集者:いまトピ編集部