相次いで『番組』終了...一気にレギュラー3本減

3月26日深夜のオンエアをもって、東野幸治と岡村隆史がゲストと旅するトラベルバラエティ「東野・岡村の旅猿プライベートでごめんなさい…26」(日本テレビ系)が終了した。同番組は、2010年にTBSでスタート。その直後の7月に岡村が体調不良を理由におよそ5カ月間も休養して、のちに日テレに異例の引っ越し。シーズンを「26」まで重ねたが、ついに15年間の天寿を全うした。
57歳の東野は、今年が芸能生活40周年の節目。デビュー時から師匠のような存在だったダウンタウン・松本人志は、昨春から活動を停止。相方の浜田雅功も、今月から体調不良を理由に療養中。この間、50代後半のベテラン司会者が覇権争いをすると予見されたが、今、東野は苦境に立たされている。3月の改編期で、レギュラー番組が相次いで終了するのだ。
延べ11年間も続いた「ワイドナショー」(フジテレビ系)は、3月30日が最終回。パートナーの松本が復帰する前に、日曜午前の裏番組「サンデージャポン」(TBS系)に水をあけられたまま幕を閉じることとなった。
その30日には、放送開始から23年間の長寿番組だった「行列のできる相談所」(日テレ系)が、3時間生放送スペシャルで最終回となる。初代司会者の島田紳助氏が芸能界を引退したことによって、東野やフットボールアワー・後藤輝基、元雨上がり決死隊・宮迫博之などが週替わりMCを務めてきたが、宮迫は闇営業問題、セミレギュラーメンバーだったアンジャッシュ・渡部健は不倫、フワちゃんはSNSの投稿で不謹慎な発言としたことによって、次々と降板。一時期ネットでは“呪われた番組”と話題になったが、ついに番組そのものが消える。
昨年10月には、東野とヒロミと中居正広氏による「THE MC3」(TBS系)が特番からレギュラー化されたが、今年1月に中居氏が女性トラブルで芸能界を引退。継続が危ぶまれたが、東野とヒロミは残留して3月24日に後枠で新番組「タミ様のお告げ」がスタート。昨年10月には、Snow Man・渡辺翔太とダブルMCを務める「この世界は1ダフル」(フジ系)もスタートしたが、今年に入ってからは特番ラッシュでほぼ隔週。早くも、「THE MC3」と並んで打ち切りの危機がささやかれている。
「はっきり言って、東野さんの代替司会者は掃いて捨てるほどいるし、台本から脱線しないある種アナウンサー然とした進行ぶりは面白みに欠ける点もあります。でも、実は東野さんはドラマや映画、本やラジオに造詣が深い超エンタメ通。大人気テレビプロデューサーの佐久間宣行さんと放談するYouTubeも好調な視聴数です。民放終了をビジネスチャンスと捉えて、今後は『エンタメジャーナリスト』という新たな肩書きも選択肢に入れるといいのではないでしょうか」(老舗週刊誌の編集長)
「鬼の居ぬ間に洗濯」ならぬ、ダウンタウンが居ぬ間に選択。東野の延命策に期待大だ
編集者:いまトピ編集部