『情報番組』無責任すぎるだろ、批判殺到「誤解を招く表現」か

東京都千代田区飯田橋の「秋田書店」旧本社ビルの解体工事現場で火災が発生したのは3月27日のこと。JR飯田橋からすぐ近くとあって、周囲のオフィス街は騒然となった。TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!smile~」が火災の模様を速報で伝えたのだが、お笑いタレントのカンニング竹山が放ったコメントが物議を醸している。
番組では「東京・飯田橋で火災 延焼中」というテロップを表示し、上空からのライブ映像をオンエア。現場には何台もの消防車が駆け付け、ビルの屋上付近では燃え盛る炎が確認できた。
MCの石井亮次アナウンサーから「竹山さん、このへんっていうのは密集しているところでしょ?」と話を振られた竹山は「多いですよね。神楽坂とかあのへんもありますし、会社のビルとかそういうのが多いんですけど」と前置きしてこう続けた。
「今ちょっとSNSを見てるとリアルな映像をあげている人がいて、見ると鎮火してますね。SNSはもう、あのところブワーッと燃えて黒い煙がいっぱい燃えてる動画がいっぱい出てますんで」
これに石井アナが中継映像を指して「これが生の映像ですから」と指摘すると、竹山は「生はだいぶ炎が消えた状態みたいになってる」として、「そういうリアルな動画をあげてる人がいっぱいいますね」と語っていたが、SNSでは《鎮火したというデマを流す竹山》《無責任すぎるだろ》《裏付けのないSNSの情報を拡散するなよ》などと批判が殺到していた。
「竹山さんが『鎮火してますね』と語った10分後にも中継映像が流れましたが、屋上からはまだ火が出ている状態でした。専門家の男性は電話インタビューで『出火した部屋の鎮圧は済んだが、ダクトなどいろんなところは消しきれてない』と語って、竹山さんが言う“SNS情報”を否定していました。竹山さんがSNSで見たと思しき火災動画にくらべれば、火はおさまっているように見えるかもしれませんが、『鎮火してますね』と言うのは、誤解を招く表現だったかもしれません」(メディア誌ライター)
フェイクがあふれるSNSの情報をテレビで発信するのは控えたほうがいいかもしれない、とアサ芸ビズが報じた。
編集者:いまトピ編集部