【76試合に出場し75得点】サッカー界最大のスター「ひと言で練習場が変わった」

中田英寿や本田圭佑、三浦知良など日本サッカーを代表する選手の中でも、ぶっちぎりのレジェンドと言えるのが釜本邦茂氏だ。日本サッカーリーグで得点王に7度輝き、日本代表として76試合に出場して75得点。1試合あたり1点を取ったという記録は、恐るべきものだ。日本代表として1968年のメキシコ五輪で銅メダルを獲得し、得点王にもなった。
そして釜本氏は、行動も大胆そのものだったと、後輩の金田喜稔氏は明かすのだ。播戸竜二氏のYouTubeチャンネルに出演し、釜本氏について聞かれると、
「日本代表の合宿で、最初の部屋がガマさん(釜本氏のこと)と一緒だった。たぶん監督とコーチらが、釜本さんと一緒の部屋にして学んでもらおうと。鼻折ったれ、みたいな。いちばん緊張した」
19歳で日本代表入りした金田氏にとって、大先輩の釜本氏は尊敬すると同時に、恐れるべき人物でもあった。
「(合宿中)ガマさん、帰ってこないんですよ。取材ばっかりで。いったん夕方ぐらいに帰ってきて『お前、金田っていうんか。ワシちょっと取材で夜遅くなるけど、寝とってええぞ』と言われても寝られん。帰るまでちゃんと待っていて、帰って来る頃には正座して待っていた」
この合宿で金田氏は、釜本氏のトンデモない行動を目の当たりにする。
「グラウンドも今日の練習場ここですよ、といった時にガマさんのひと言で場所が変わった。『そこちょっと遠いから、こっち行こうや』みたいな。みんなと一緒に練習をしてた気がしない。釜本さんはボールの上に座ってて、シュート練習だけやっとくか、みたいな。監督、コーチもガマさんに言わなかった気がする」
いかにも昭和のスターらしいエピソードである、とアサ芸プラスが報じている。
編集者:いまトピ編集部