『番組』11年の歴史に幕を下ろした「静かな降板劇」

「ワイドナショー」(フジテレビ系)が11年の歴史に幕を下ろした。MC東野幸治や今田耕司らレギュラー陣が集結し、つとめて明るい雰囲気で番組を締めくくったが、その幕引きに「あの弁護士」が不在だったことに気付いた視聴者はどれだけいたのだろうか。
それは「ワイドナ弁護士」として知られた犬塚浩弁護士。最終回のみならず、年明け1月12日放送回以降、一度も番組に姿を見せないまま、静かにいなくなっていたのだ。代わりに出演したのは、筋骨隆々な風貌で知られる国際弁護士・清原博氏だった。
フジテレビとテレビ界を激震させた中居正広氏の女性トラブルをめぐって、犬塚氏が「中居サイドの代理人」を務めていたと報じられており、番組側が忖度あるいは配慮によって犬塚氏を降板させたのではないか、との憶測が広がっている。
そもそもこの「バーテン姿の弁護士」は何者だったのか。テレビとの縁は、今から約30年前に遡る。
弁護士登録から数年後、世間を騒がせた宮崎勤事件の第一審判決が下された。法律の専門家がメディアに出ることが「下品」とされた時代に「おはよう!ナイスデイ」からの出演依頼を、先輩弁護士の紹介で引き受けたのが始まりだった。
出演は半年ほどで終わったが、2001年から始まったみのもんたの「ザ・ジャッジ!?得する法律ファイル」では裏方として番組に関わり、慰謝料のシミュレーションや刑期のネタ出しに奔走。インターネットの検索システムなどない時代に、紙の判例集をめくりながら地道に調査を続けた。この努力が評判を呼び、やがて「バラエティー部門の法律相談役」に。
そして2013年、ついに「ワイドナショー」から出演オファーが舞い込むことになる。分かりやすい解説と飄々としたキャラで、日曜朝の顔として定着するまでになった。
そんな「フジテレビに愛された弁護士」は、結末だけが少し寂しいものとなった。最終回、神田愛花が不在メンバーについて「お会いできなかった松本(人志)さんとか、犬塚さんとか…」とブッこんだのがMAXだった。今後、犬塚弁護士はテレビに出てくるのだろうか。とアサ芸プラスは報じた。
編集者:いまトピ編集部