2025/4/11 10:01
『中野サンプラザ』再開発計画が白紙に

3月11日、東京都中野区がサブカルチャーの象徴的存在だった「中野サンプラザ」再開発計画の“白紙”を表明したことで、コンサート会場としての復活案が浮上している。
中野区は2021年に中野サンプラザを含むJR中野駅新北口駅前エリアの拠点施設を整備する『NAKANOサンプラザシティ計画』を発表。
収容人員最大7000人の大ホールやホテルなどが入る棟と、その隣にオフィス、マンション、商業施設を含む地上61階、高さ約260メートルの高層ビルを建設する予定だった。
「中野区は当初の再開発事業費の予算を1810億円と見積もっていた。その後、野村不動産を代表事業者とする事業者グループは工事を請け負う清水建設から工事費高騰による大幅増額を提示されたため、複数回に渡って見積もりの増額を提示した。その額は当初の2倍近い3500億円余りに膨れ上がったのです」(全国紙記者)
野村不動産は、オフィス部分を減らし、より採算が見込める分譲住宅部分を増やすためにタワー棟を1棟から2棟に増やす案を中野区へ提出したが、却下された。これで再開発計画が白紙となったわけだと、週刊実話WEBが報じている。
編集者:いまトピ編集部