『羽鳥慎一 モーニングショー』異論が殺到「なめるな」「逆だよ」

コメの価格が最高値を更新し続けている。農林水産省の発表によれば、3月31日から4月6日までにスーパーで販売されたコメの価格は5キロ4214円。昨年同時期の2068円の倍以上の値をつけている。4月16日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー」がにわかに注目を集める輸入米を取り上げたのだが、元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏の発言が物議を醸している。
番組では大手スーパーのイオンがカリフォルニア産米(政府輸入)を8割ブレンドした「二穂の匠」を国産より1割安く販売していることや、ある輸入販売業者は関税のかかる民間輸入でベトナムジャポニカ米を5キロ4000円で販売予定であることを伝えた。
話題が輸入米の味に移ると、玉川氏は「日本人は米神話があるので、米の中で味の差があると我々はわかるんですけど、主食用穀物というのは一般的に味の差はほとんどないって前提なんです」と述べて、売れるか売れないかは価格で決まると主張。さらにこう続けた。
「味の差はそんなにないんです。僕も自分で言うのもアレだけど、味の差よくわかんない。米は。正直に言うと。そりゃあ新米で炊き立てだったら美味しいよ。だけど冷えたお米でそんなに違いがわからない」
玉川氏は「穀物ってのはそういうもん」「価格には勝てない」と語り、米作りの大規模化とコストカットの必要性を訴えていたが、SNSでは《冷めた米の味は変わらない? 逆だよ》《冷めた時こそ味の差が出るよ》《日本の米をなめるな》などと異論が殺到していた。
「玉川氏といえば、ウクライナ侵攻による小麦価格の高騰が話題になった2023年、『コメの需要は減っていく』と持論を展開し、コメ農家に小麦作りを提言。さらに米について『食べないもの作ってもしょうがない』と切り捨てて大炎上しました。
今回、国産米と輸入米の味の差がほとんどないと主張したことで、日本のコメ作りを軽視しているかのように受け止められたようです。確かにカリフォルニア産米も品種改良が進んで以前より食べやすくはなりましたが、おにぎりなど冷めた状態で食べると明らかに差が出ます。大手コンビニが国産米にこだわるのはそのためです」(メディア誌ライター)
値が張る国産米か、関税をかけられても安い輸入米か。消費者は難しい選択を迫られそうだとアサ芸ビズは報じている。
編集者:いまトピ編集部