降板は避けられないか『番組』で生謝罪も「共演者からもよく思われていない」

第三者委員会の報告書で数々のパワハラや「女性上納」実態がバラされ、中居正広騒動が拡大しているフジテレビに、今度は大株主による「経営陣刷新」の激烈提案がなされ、またしても大揺れしている。
そこに追い討ちをかけているのが、夕方のニュース番組「Live News イット!」キャスターの青井実によるパワハラ暴言だ。番組を担当する社員やスタッフを強い口調で叱責したり、速報ニュースの対応をめぐってピンマイクを放り投げたり。
社内からコンプライアンス推進室に報告があり、弁護士を交えて慎重に調査。「不適切な言動」と認定されたのである。
青井は番組への出演は継続となるものの、「二度と同様の言動がないよう」との申し入れを受けて謝罪。番組でもナマ謝罪した。
青井は昨年2月中旬にNHKを退職し、4月から「イット!」のキャスターに就任している。退職前の2023年12月、上司の許可を得ずに親族企業から役員報酬を得ていたとして、兼職を禁止する服務準則に基づいて厳重注意を受けたことが発覚していた。
「青井は丸井創業家の御曹司。フリーに転身する際、父親のコネでフジテレビのドンである日枝久氏に頼み込んでキャスターの座を得たのは有名な話です。一緒に仕事をした後輩たちから聞こえてくるのは『とにかく偉そうで態度がデカイ』というものばかり、いつかパワハラ問題が出るだろうと思っていたけど、やはりというか…。ついに出た」(元NHKプロデューサー)
青井が生謝罪した日の「イット!」の平均世帯視聴率は、最も高い時間帯で3.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。同時間帯の他局のニュース番組に引き離され、ぶっちぎりの最下位だった。
もはや青井が「数字」を持っていないことは明らかだが、共演者からもよく思われていないことまで発覚した。
「週刊文春 電子版」の記事によると、MCとしてコンビを組む宮司愛海アナは青井について「すごく威張っていて高圧的なんです」と周囲に漏らしていたという。そして木村拓也アナも、青井のパワハラ的な言動をぶつけられた被害者なのだと。上層部に青井のパワハラについて相談したものの、4月からは新コーナーの中継現場に配置されてしまった。
「日枝氏の支配体制を刷新するならば、青井の降板は避けられない。とはいえ、後任選びがあるため、来春の改編でお役御免では。フジテレビをクビになった場合、転職先はなかなか見つからないでしょうね」(放送担当記者)
青井が居座る限り、「イット!」の視聴率が上向くことはなさそうだととアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部