『ホンマでっか』、打ち切り危機か

とんねるずの石橋貴明も謝罪に追い込まれるなど、中居正広氏のスキャンダルからはじまった一連のフジテレビ騒動は一向に収まりそうにない。そんな中、フジテレビ経営陣に「物言う株主」から横槍が入った。
フジテレビの大株主である米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが、フジの親会社フジ・メディアHDが開催する6月の株主総会に向けた株主提案を提出。新たな取締役12人を提案し、SBIホールディングスの北尾吉孝代表取締役会長兼社長、STARTO ENTERTAINMENTの福田淳代表取締役などを候補にあげている。
また、ソーシャルメディアではホリエモンこと堀江貴文氏を推す声が高まり、本人もラジオ番組でフジテレビへの関与に意欲を見せるなど、波紋が広がっている。
「ダルトンだけでなく、SBI傘下の運用会社、さらに旧村上ファンドの村上世彰氏の長女・野村絢氏も参戦。3社合わせれば、無視できないほどの株数になる。
取締役が12人も変わることは無さそうですが、かなりの数の人事変更が行われる可能性が高い。そうなると、ホリエモンがフジの経営に関わるのも現実味を帯びてくる」(スポーツ紙記者)
夏頃を目処に新展開を迎えそうなフジテレビ問題だが、もしも経営陣が変更されたらどのような体制になるのだろうか。北尾氏などが経営陣に加われば、フジテレビの体制はかなり変わるだろうと他局の編成担当者が明かす。
「中居問題の以前から、フジは視聴率低迷が問題視されていた。コンプライアンス強化のほかに、コンテンツがテコ入れされるのは間違いない。一番危ないのがバラエティー番組。効率化が進み、予算削減はもちろん、ベテランMCに高額なギャラを払う番組は打ち切りでしょう。『ホンマでっか!? TV』は、かなり危ないという話だ」
さらに、ドラマ部門も大きな改革が行われるという噂が、他局にまで広がっている。
「北尾氏やホリエモンなら、ITとの融合を進めることが予想される。フジは、配信サービス『FOD』を持っていますから、会員を増加させるコンテンツ作りが求められそうだ。また、稼げる映画事業に注力すると予想され、ドラマはFODや映画のためのコンテンツになる。
そうなると、無理にゴールデン帯にドラマを放送する必要もなくなり、月9枠が消滅するだろうという声もあるほど。ゴールデン帯は、CMスポンサー受けの良い情報番組やトーク番組に変わりそうですね」(民放関係者)
フジテレビの清水賢治社長は『Dr.スランプ アラレちゃん』『ドラゴンボール』『ちびまる子ちゃん』などをプロデュースし、大成功へ導いた人物。IPビジネスにも力を入れていきそうだ、と週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部