2025/4/22 09:37

また発覚、すべて認め謝罪「きめえなお前は」...活動休止発表

泣く

女性アイドルグループ「モーニング娘。’25」のメンバー・北川莉央が、SNSの裏アカウントでメンバーへの批判や愚痴などをつづっていたと発覚した騒動について、事実と認めて謝罪。運営側から当面の活動休止が発表された。北川は1月にも男性と身体を寄せ合うツーショット写真などが流出しており、ネット上のファンからは「もうグループで活動していくのは難しい」との厳しい声も上がっている。

 その一方で「潔く認めたのは偉い」「ファンを悪く言ってないのは評価できる」といった擁護の意見もあるが、非常に厳しい立場になってしまったのは間違いない。今回の騒動の影響や根本原因にある「女性アイドルが裏アカを作ってしまう理由」について、業界事情に詳しい芸能記者が解説する。

騒動の発端は、数日前からネット上で「北川の裏アカウント」のスクリーンショットとされる画像が拡散されたこと。その画像には「牧野このツインテールで電車乗ってきた怖」「牧野のバカでかいダンスによりマイクを思いっきりぶつけられて負傷」「今日も挨拶しない生田先輩」「(生田に対して)おはようございますつってんだから返せきめえなお前は」「まじで生田早く辞めてくんねえかな」などといった投稿があり、先輩メンバーの牧野真莉愛やリーダーの生田衣梨奈への批判と見られる言葉が並んでいた。

 さらに、北川は昨年5月に同じ15期メンバーの岡村ほまれや山崎愛生と共に東京ディズニーシーで遊んだことを報告していたが、北川の裏アカウントにはその時のものとみられる「ディズニー朝7時から行かされそうでしぬ」「いつもほまめいほまめい言ってんだから2人で行ってこいよ」といった愚痴がつづられていた。

これを受けて、北川は14日付の公式ブログで「この度は私の未熟な行動により、メンバー、ファンのみなさんを傷つけてしまい、申し訳ございません。いま出ているものは全て私が書いたもので間違いありません」と、すべて認めて謝罪。「約2年前、友人とSNSを通じて日常や仕事で起きた出来事を送り合っていました」と説明し、「私のしてしまったことは、決して許されるものではありません。深く反省しています。このたびは本当に申し訳ございませんでした」と重ねて謝罪した。

 また17日に活動休止が発表された際にも、北川は「今回傷つけてしまったメンバー、一人一人にも直接謝罪をしました。現在出ているものに関しては、大学で仲の良かった女性の友人1人とSNS上で日常や仕事のことを送り合っていた時のものです。やり取りしていく中で誇張して書いてしまい、更に意味を理解せずに不適切な表現も使ってしまいました」などと新たなコメントを発表し、メンバーに直接謝罪したことを告白。

さらに「とても軽率な行動であったと自覚しています。自分を見つめ直し、改める期間にするべく暫くの間活動を自粛いたします」とつづり、無期限の活動自粛を発表する一方、今後もグループに残留する可能性を示唆した。

 これに対して、ネット上のファンからは「裏アカの内容がキツ過ぎてショック」「本人だけじゃなくグループのイメージまで崩壊する」などと厳しい意見が続出。同時期に小田さくらにも男性とのツーショット流出騒動があり、ファンは激しく動揺しているようだ。その一方、北川が事実を潔く認めたことやファンを悪く言うような記述がなかったことについて「評価できる」との声もある。

「前回の写真流出から3ヵ月という短いスパンでの裏アカ流出だけに、熱心な北川ファンでも擁護しにくい。しかも卒業を間近に控えたリーダーの生田衣梨奈、グループの一番人気で知名度も圧倒的な牧野真莉愛、さらには同期の岡村ほまれと山崎愛生までディスる傍若無人ぶりで、すぐに謝罪したとはいえ、このままグループに残るのは難しいのではないか。しかも前回の写真流出はサブリーダーの小田さくらが叱咤激励という形で北川をフォローしたが、今回は当の小田まで写真流出してしまう有様。何事にもストイックなことでファンから絶大な支持を得ていた小田だけに、悪い意味での相乗作用でより北川への風当たりが強まっている。

 過去には同じハロプロで、つばきファクトリーの小片リサ(2020年に事実上の脱退)が裏アカ流出騒動の影響で活動休止となり、そのままグループ脱退となった例がある。モー娘。で言えば、過去に加護亜依が一度目の喫煙騒動を起こしとき、事務所は謹慎処分後に復帰を許したが、二度目の喫煙報道のときは、男性とのお泊りデートが併せて報じられたのもあって即時の契約解除となった。

 加護ほど大きな問題ではないとはいえ、北川の2度にわたる流出騒動は事務所の心証もかなり悪い。今後のグループのことを考えると、自ら卒業という形が一番いいのでは。北川は過去に写真集を5冊も出すほどグラビア需要が高く、事務所は不祥事がきっかけで卒業したメンバーにも優しく寄り添う方針であるため、しこりを残したままモー娘。に残留するよりも、ソロで再スタートを切ったほうが本人のためにもいいのではないか」

今回の件に限らず、女性アイドル界では過去にも多くの裏アカ流出騒動が起きている。男性アイドル界では裏アカがそれほど問題になったケースはなく、あったとしても女性関係が発覚する程度で、グループのイメージに直結するメンバーやファンへの批判を書き込んでいるようなことはあまりない。

 なぜ女性アイドルは裏アカを作り、表に出せないような同僚らへの批判を書いてしまうのだろうか。前出の芸能記者が言う。

「たまに男性アイドルも裏アカや写真流出はあるが、そもそも恋愛禁止を全面に出しているわけではないし、女性アイドルのように“処女性”で売っていないので、決定的なマイナスにはならない。とくにメン地下(メンズ地下アイドル)界隈はホストまがいのオラオラな接触商法をしているケースもあるので、多少のことがあってもファンには耐性ができている。また、男性アイドルは目に見えるほどの足の引っ張り合いがあまりなく、裏アカ流出が問題になることは少ないのだろう。

 一方、女性アイドルは承認欲求が強めで、活動しているうちに病んでしまう子も多いので、裏アカウントを作りがち。しかも危機意識が薄いのか、無防備に裏アカで一般の友達と相互フォローになってしまう。一般の友達は芸能界のルールや利害と無関係のため、アイドルの裏アカの内容を面白半分だったり嫌がらせ目的だったりで外部にリークし、騒動になってしまうパターンがある」

裏アカ流出を防ぐ方法はないのか。前出の芸能記者が続ける。

「アイドルグループの運営によっては、ある程度の年齢に達するまでSNSを禁止にしているが、管理が厳しいはずの大手事務所の女性アイドルですら裏アカが流出するのだから、根本的な防止策を立てるのは難しい。今年3月、乃木坂46や櫻坂46などの坂道グループはネット上の誹謗中傷や根拠のない噂話の拡散に対する通報窓口を設置したが、その裏にはメンバーによるSNS上の“愚痴垢”をなくす目的があるとも言われている。現時点ではまだその効果は分からないが、運営としても苦肉の策であろう。結局はアイドル自身が裏アカの作成を自重し、自分自身を守るしかないのである」

 ある意味でアイドル業界の光と影を感じさせる裏アカ問題。どうすれば問題の続発を防げるのか、北川の件は新たな教訓となるのだろうか、とサイゾーウーマンが報じた。

モー娘。北川莉央は進退の危機…なぜ女性アイドルの「裏アカ流出」は起きるのか(2025/04/21 19:00)|サイゾーウーマンモー娘。北川莉央は進退の危機…なぜ女性アイドルの「裏アカ流出」は起きるのか(2025/04/21 19:00)|サイゾーウーマン

編集者:いまトピ編集部