甲斐拓也(32)64年ぶりの大役

20試合を消化してスタメン打順(1~8番)は16通り。今年の巨人は日替わり打線状態が続いている。
打撃不振の坂本勇人と売り出し中の中山礼都を交互に起用し、外野はヘルナンデス以外、同じメンバーが3日と続かない状況だ。
しかしマイナーチェンジではなく、大きく打線を変更した日もあった。4月15日のDeNA戦だ。
「先発で2番に捕手を入れる打順は、巨人では64年ぶり。その大役を任された甲斐拓也(32)は『与えられたところをこなすだけ』と話していましたが、他選手も驚いていました」(スポーツ紙記者)
奇をてらったわけではない。阿部監督は同日、1番に抜てきした泉口友汰と合わせて、「出塁率の高いバッターを上位打線に置き、クリーンアップにつなぐ」作戦を明かしていたが、こうも語っていた。
「皆さんからも指摘いただいてるんで…」
その「皆さん」とは、プロ野球解説者やウルサ型のOBではないようだ。
「『出塁率の高い打者の1・2番起用論』が巨人ファンのSNSや、野球ニュースを扱うサイトにあったようです」(関係者)
阿部監督なりの考えも加味しての「2番甲斐」の打順だったはず。しかし、阿部監督がSNSなどにも目を通していたとは驚きだ。「キャンプ中、甲斐はほぼ毎日居残りでの打撃練習を続けていました。ソフトバンク時代の甲斐の打撃成績は決して高くありません。阿部監督は全幅の信頼を置いて正捕手で使うつもりでしたが、同時に僅差での試合終盤、甲斐に代打や代走を送るリスクも指摘されていました。試合途中で捕手が代わると、流れも変わってしまいます。そういう心配が今のところないのは嬉しい誤算であり、阿部監督も甲斐の居残り練習を見守ってきました」(同)
と、週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部