2025/5/8 09:18

「大阪・関西万博」ゴールデンウイークの様子

関西万博Amazon

20年ぶりの日本国内万国博覧会「大阪・関西万博」が4月13日に開幕してからしばらくが経ったが、このゴールデンウイークの様子はどうだったのか。

入場料は曜日指定なしのチケットが7500円と一般庶民には高額で、家族で出かけるにはハードルが高い価格設定となっている。建設費には多額の税金が注ぎ込まれており、運営費はチケット収入で賄われることになっているが、来場者が伸び悩んで赤字になることが懸念されている。

一方で問題となっているのは、関係者の来場の多さだ。万博にパビリオン「三菱未来館」を出している三菱グループの場合、社員に無料の招待チケットが配られている。30代の三菱商事社員に話を聞くと、

「家族全員分の万博チケットが、会社から支給されました。ゴールデンウイーク前半にさっそく足を運びましたが、入場者はやはり関係者が多かったですね」

想定している入場者数の1日平均は15万人だが、現実はゴールデンウイークでも10万、人程度となっている。来場者増へ主催者側は必死で、大阪府は会場付近の学生たちを無料で招待すると発表。さらに5月、6月は修学旅行シーズンで、府外の生徒、学生の入場を促しているというのだが…。

「人気のあるパビリオンはどこも、関係者で予約が一杯。5月でも暑い日が出てきていますが、日陰が少なく休憩場所を探すのに苦労しました。これから暑くなれば、熱中症で倒れる人がたくさん出るでしょうね」(20代の女性入場者)

準備不足のまま開幕を迎えたといわれる万博開催。賛否両論が渦巻く中、本当に成果を上げられているのか、巨額血税の使い道には検証が必要であるとアサ芸プラスは報じている。

GWでも低調「大阪・関西万博」の実態「入場者は関係者ばかり」「人気パビリオンは関係者の予約が…」 | アサ芸プラスGWでも低調「大阪・関西万博」の実態「入場者は関係者ばかり」「人気パビリオンは関係者の予約が…」 | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部