『映画』初日から3日間で動員27万1000人、興収は4億5900万円、公開5日間の累計は動員40万人、興収6億6500万円「最高」「納得できない部分もあって残念」

最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、5月2~4日)で、アニメーション作品『名探偵コナン 隻眼の残像』(4月18日公開)がV3を達成したという。
5月7日発表の全国週末興行成績ランキングで首位をキープした『名探偵コナン 隻眼の残像』は、「劇場版名探偵コナン」シリーズの第28作目。上映開始から3週目の週末3日間も、ゴールデンウィーク期間とあってか観客動員96万9000人、興行収入14億2200万円をあげ、振替休日だった5月6日までの累計成績は動員726万人、興収104億円を突破。
現時点で、シリーズ最高興収は『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(24年公開)の158億円となっており、次点が『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(23年公開)の138.8億円。『隻眼の残像』は早くもシリーズベスト3の数字をあげており、記録を塗り替えられるのかにも注目が集まるとのこと。
今回の全国週末興行成績ランキングでは、3位に米のアクションエンタテインメント『サンダーボルツ*』(5月2日公開)、5位に3DCGアニメ『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』(5月1日公開)、6位にSTARTO ENTERTAINMENTのアイドルグループ・WEST.のメンバー7人全員で主演を務める『裏社員。-スパイやらせてもろてます-』(5月2日公開)が初登場となったが、『サンダーボルツ*』は、マーベル・コミックのヒーローたちが活躍するマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)各作品のヴィランがチームとして結束し、自分自身の過去と向き合いながら世界の危機に立ち向かう姿を描いた作品。
フローレンス・ピューや セバスチャン・スタン、デビッド・ハーバーらが出演し、初日から3日間の動員は27万1000人、興収は4億5900万円、公開5日間の累計は動員40万人、興収6億6500万円をマークしており、鑑賞済みのネットユーザーからは「コミカルで笑えて最高」「シリーズを追ってない勢でも楽しめた」という声もあるが、「原作を知っているだけに気になる点もあった」「キャラクターの扱い方に納得できない部分もあって残念」との指摘も。
映画ライターのヒナタカ氏は、今回の成績について
「『サンダーボルツ*』の海外成績は、3日間で全米で7600万ドル、世界で1億6210万ドルで、これまで歴史的な記録を何度も打ち立てたMCUの中では控えめといえるスタートです。しかし、登場するのが広く知られたキャラクターではないこと、事前の興行予想が低く見積もられていたこと、直近のMCUに興行・批評ともに伸び悩む作品があった中では、“復調”のきざしは見えているともいえます。MCUはシェアードユニバース(同じ世界線)で描かれ、ヒーローの数、作品数が膨大のため「途中参加がしにくい」イメージを持たれるかもしれませんが、今回は一見さんも比較的わかりやすい内容なので、新しいファンが増えることも期待したいです」
と分析しているが、「2週目の落ち込み」が懸念されるようで、
「2月公開の『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、全米では4日間で1億ドル超えのスタートだったものの、2週目で前週比68.3%もダウンしたことが報じられていました。同作は評価が今ひとつだったことも大幅な落ち込みにつながったのでしょうが、今回の『サンダーボルツ*』は、日本では賛否を呼んでいるものの、海外ではかなり好評寄りですし、持ち堪えてほしいところです」
という。「サイゾーウーマン」が報じている。
編集者:いまトピ編集部