【異常事態】ついに、人気に陰りか

告示まで1カ月となった東京都議選は、石丸伸二・前安芸高田市長が率いる「石丸新党」こと「再生の道」が台風の目となるかどうかに注目が集まっているようだ。
「石丸氏は、昨年の都知事選で野党第一党の推した蓮舫氏を大きくしのぐ、166万票をたたき出しました。その石丸氏が地域政党『再生の道』を興し、都議選に40人以上の候補を擁立する。昨年の人気が今も続き、再び旋風を巻き起こすのかが焦点です」(メディアライター)
石丸氏は、新党結党にあたり、都議選候補者を全国公募し、その結果、1128人が書類、面接などを経てエントリーし、48人が合格したというが、その後、港区、文京区、練馬区、江東区など、併せて5人の辞退者が。しかも、その内の何人かは、有力な候補と言われていたとのこと。
こうした情勢から、石丸氏の勢いに疑問を持つ関係者も少なくないようで、都議関係者は
「辞退者にはそれなりの理由があるようですが、『辞退者が多すぎる』と言われています。今は、かつてのように石丸氏や新党候補者が話題になることもなく、告示まで1カ月で、ドブ板選挙が基本の都議選に勝つのは厳しいのではと見るムキも多い。辞退者が増えているのも、今の再生の会では、当選がおぼつかないという不安のためではないかと見られています」
と語る。
石丸氏の「失速」を顕著に物語っているのが、4月27日に投開票された滋賀県彦根市長選だったと言われており、
「この選挙では、元衆院議員の田島一成氏が、石丸氏が支持する現職の和田裕行氏を破っています。石丸氏は選挙期間7日の内、4日も和田氏の応援に駆け付けましたが敗れてしまった。これは石丸人気の陰りでは、という声もあるのです」(政治部記者)
とのこと。
もっとも、「石丸氏がもたらした新しい風は今も吹き続けている」と指摘する関係者もいるようで、実際、石丸氏が4月に発売した「日本再生の道」(幻冬舎)は、ベストセラー上位に食い込んでおり、根強い人気を証明しているという。
都議選で石丸旋風は再び吹くのか。都議関係者らは石丸氏の一挙手一投足にピリピリだと「アサ芸ビズ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部