シリーズ最新作『映画』公開初日から3日間で動員9万2000人、興収1億8900万円を記録「思ってたのと違う」「期待外れ」の声も

CDにラジオ、アニメ、舞台とさまざまなメディアミックス展開を広げてきた女性向けコンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』(以下、『うたプリ』)シリーズの劇場版最新作『うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX(タブーナイト キスィズ)』が、同作でメインキャラクターを演じている声優たちの評判について、業界関係者に話を聞いた。
2010年にリリースされた女性向け恋愛アドベンチャーゲームを原作とする『うたプリ』は、アイドルや音楽家を目指す少年少女が集う「早乙女学園」に入学した作曲家志望の主人公・七海春歌が、「ST☆RISH(スターリッシュ)」をはじめ、「QUARTET NIGHT(カルテットナイト)」「HE★VENS(ヘブンズ)」といった個性豊かな新人、先輩アイドルたちと出会い、さまざまなイベントを通して成長していく物語。
「今作は、QUARTET NIGHTの単独ライブの模様を描いており、公開初日から3日間で動員9万2000人、興収1億8900万円を記録し、全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、5月9~11日)で4位に。『マジLOVEキングダム』は6位、『マジLOVEスターリッシュツアーズ』は7位発進でしたから、過去最高のスタートを切りました」(アニメ誌ライター)
ネット上では、ライブの内容をめぐって「思ってたのと違う」「期待外れ」との声もあるようだが、リピーターからは「回数を重ねるたびに良さがわかってきた」「まさにスルメ映画」との声も多い。
そんな今作でメイン声優を務めているのは、QUARTET NIGHT・寿嶺二役の森久保祥太郎、黒崎蘭丸役の鈴木達央、美風藍役の蒼井翔太、カミュ役の前野智昭だ。彼らの実力について、制作会社関係者は以下のように話す。
「まず、最年長でベテランの森久保は、正直、声優としての技量に課題を抱えていますが、後輩の面倒見がとてもよく、スタッフ受けもいいため、今の立ち位置をゲットしました。また、鈴木は役柄によって“当たり外れが多い”という印象。ハマった役ではとても良い芝居をしますし、決して器用ではないので役の幅は狭いものの、役との相性によって光るタイプです」
一方、歌手としての露出が多く、一般認知度の高い蒼井の声優としての特性は、「鈴木と似ており、なおかつ、一般的な“アニメ声優芝居”とは異なり、ミュージカルなど“顔出し芝居”のアプローチができる人なので、自然体の芝居が得意」(前出・関係者)だそう。
そして前野はこの4人の中で「一番“アニメ声優”としての演技力が高いのかな、と思います。『専門学校で習った芝居をする人』という印象があります」(同)とのことだ。
このようにそれぞれ個性の異なるメンバーだが、チームワークは抜群なようだと、サイゾーウーマンが報じた。
編集者:いまトピ編集部