2025/5/30 17:04

電車で危険な…NHKも注意喚起

電車

本格的な梅雨のシーズンを前に、雨の日に気をつけたい「危険な傘の持ち方」について、26日放送の『おはよう日本』(NHK)で紹介。とくに電車内でやりがちな“意外なポイント”にも注意が必要だ。

■4割余りが「傘で危険な経験」

26日放送の同番組では、梅雨シーズンを前に、「傘の持ち方」の注意したいポイントについて特集。東京都が行った調査によると、「傘で危険な経験をしたことがある」と回答した人は全体の4割余りにものぼった。

畳んだ傘の持ち方といえば、横に持ってブンブン腕を振って歩いたり、かばんと一緒に横持ちをしたり、斜めにして持ったりして、後ろを歩く人に当たりそうになるなどし、SNSでもたびたび「危ない持ち方」として話題になっている。


■一見、気を遣っているようだが…“逆に危ない”

そのなかで、意外にも思えるのが「傘を曲げた腕にかける」という持ち方。とくに電車のなかでこの持ち方をする人も多いが、じつは「座っている人の顔に当たりそうになった」といった事例が報告されている。

腕の内側から外に(柄の先端が外になるように)かけると、石突が外を向いてしまい、周囲に当たってしまう。一見、傘を下に向けて気を遣っているようにも見えるが、逆に危ない持ち方でもある。

■リュックや吊り革に傘を引っかける人も…

また、マナーのつもりで体の前側に回した「リュックに傘を引っかけている」人もおり、石突が座っている人の顔に真っすぐ向いていたという報告も。

なかには、「吊り革を持つ腕に傘をかける」という人もみられ、これも雨水が落ちてきたり、石突が座っている人の顔の近くで揺れるために非常に危険だ。

ネット上では他にも、「地下鉄通勤なんですが前の人の傘が横向きで階段の段差で僕の顔の高さに。僕は折り畳み傘でしたが前の人の傘を払って歩いてましたね」との報告や「これ、学校と会社で流してほしい」「とくに子供の目線だから危ない」と呼びかけるコメントも見受けられた。

■正しい持ち方は…

傘を持つ場合にはしっかりと柄の部分を持って地面に垂直になるように持ち、なるべく体の近く引き寄せる。腕にかける場合には、柄の先端が内側になるようにするとよい。

実験によると、傘が人にぶつかった際の衝撃はガラスが割れるほどにもなるとの結果も。大ケガにつながる危険もあるので注意したいところだと、Sirabeeは報じた。

電車で危険な「傘の持ち方」 気を遣っているようだが…“逆に危ない”NHKも注意喚起 – Sirabee電車で危険な「傘の持ち方」 気を遣っているようだが…“逆に危ない”NHKも注意喚起 – Sirabee

編集者:いまトピ編集部