『ドラマ』視聴率9.5%一気に転落「設定自体に無理がある」

阿部寛主演の日曜劇場『キャスター』(TBS系)第8話が6月1日に放送され、世帯平均視聴率が9.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区/以下同)を記録した。
初回14.2%と好スタートを切り、これまで2桁視聴率をキープし続けていたが、初めて1桁に転落したことになる。
ドラマは、ニュースキャスターの進藤壮一(阿部)が、型破りな取材でスクープを連発し、視聴率が低迷する報道番組を立て直すストーリー。第8話は、原子力関連施設が集中する村で発生した山火事がテーマで、クライマックスにつながる重要な放送となった。
盛り上がりを見せ、視聴率も右肩上がりになると思いきや、前回から0.8ポイント落とす結果に。ソーシャルメディアやポータルサイトのコメント欄では、不倫騒動を起こした永野芽郁の出演が数字を落とした原因だと指摘している。
しかし、他局の編成担当者は見当違いだと話す。
「テレビ業界では、永野さんの不倫騒動があったからこそ、これまで2桁視聴率をキープしていたと見ている。ドラマが面白ければ視聴をやめませんし、報道があった後も数字が急落していないのが証拠でしょう。
それより、永野さんが演じる崎久保華のセリフがネットニュースになり、次は何を言うのかと話題になっていた。ここ最近、不倫騒動が沈静化したことで客寄せできなくなり、一桁に転落したと見ている」
多くの視聴者が離脱した可能性が高い『キャスター』は、そもそも脚本に問題点が多い。
永野のスキャンダルがなかったら、もっと早く一桁視聴率に転落しただろうと推測する関係者がいるほどだ。「『キャスター』は、進藤が無茶な取材をするのがウリ。ただ、病院などの施設に不法侵入し、許可なしで撮影するのはリアリティなさすぎる。
そもそも現在、テレビ報道はスクープが少なく、世間を揺るがすニュースは週刊誌が先行してきた。テレビ番組でスクープを連発するという設定自体に無理があるんです。
永野さんの不倫報道がなかったら、日曜劇場にしては話題性が薄いドラマですし、もっと早く一桁になっていたでしょう」(民放関係者)
とはいえ、9%台は昨今のドラマでは高い視聴率。物語はクライマックスへ向かっているが、どのような結末を迎えるのだろうか、と週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部