元メジャー投手、広島カープを「ゴキブリ野球」と笑う

今季も屈指のパワー投手として存在感を発揮するDeNAトレバー・バウアー。6月1日のヤクルト10回戦では8回6安打4奪三振2失点で、3-2の勝利に導いた。この勝利で5試合ぶりの今季3勝目をマークし、DeNAはカード3連勝を含む4連勝となった。
本来なら投球内容そのものが大きな話題となるはずだったが、バウアーは同日、自身のYouTubeチャンネルに試合映像をアップ。その中でコメント欄にあった「Japanese Cockroach Baseball(ゴキブリ野球)」という表現を取り上げると、
「広島の攻め方は四球を積み重ねて相手投手に球数を投げさせるもの。ヒットを狙わずに球数を稼ぐスタイル」
と笑いながら解説。そのひと言が広島ファンの怒りに火をつけることになる。「さすがに侮辱的だ」「球団が厳重に抗議すべき」「バウアーの発言は球界全体の品位を損なう」と…。
動画の中でバウアーは、カープの俊足巧打の若手・羽月隆太郎について、
「ゴキブリ野球の司令塔と言われているらしい」
と触れた上で、
「俺の言葉じゃない、YouTubeコメントからの引用だから」
と「注釈」をつけている。
バウアーは5月、巨人・戸郷翔征にインスタグラムのDMで励ましの言葉をかけている。4月11日の広島戦で自己ワースト10失点、2軍降格となった戸郷に「自分も同じような経験をした」「苦しい時ほど周りが支えてくれる」とエールを送った。選手同士の交流を大切にする姿勢を見せる一方で、広島野球に対する言動とのギャップは大きい。
バウアーは「あくまで視聴者の声を取り上げただけ」と語り、揶揄の意図はないと繰り返すが、現役選手が公の場で軽口を叩くことの是非をめぐり、議論は収まりそうにない。次回の対戦で広島打線の「返り討ち」に遭わねばいいが…とアサ芸プラスが報じた。
編集者:いまトピ編集部