【悪質】通販サイト『異様に安い米』注意!被害報告も

2025年6月現在も続いており、社会問題となっている、全国的な米不足。
インバウンドによる需要の拡大や、物価高による生産コストの増加といった理由で価格が高騰し、2024年頃から『令和の米騒動』が勃発しました。
また、店では米が入荷してもすぐに品切れとなってしまい、ネットでは「価格が高い以前に、手に入らない」と嘆く声が上がっています。
日本では、政府が大凶作などに備えて、常時100万tほどの米を保存しています。
今回の問題を受け、政府は2025年5月末に、備蓄米の店頭販売を開始。全国のスーパーマーケットやネット通販で、流通が始まっています。
備蓄米が流通するようになっても、『令和の米騒動』は沈静化していません。同年6月1日現在も、米をめぐって多くの人が店に押し寄せています。
また、新たな問題も勃発している模様。国民生活センターや農林水産省は、米の通販サイトをかたった詐欺が横行しているとして、注意を呼び掛けました。
ウェブサイトには「店頭やほかの通販サイトよりも安く、おいしい米が買える」という情報が。しかし、購入手続きを進めたところで、品物は届かないといいます。
米が手に入らない人の不安を利用する、悪質な詐欺。
現に、「購入後に詐欺と気付き、急いでクレジットカードの利用を停止した」や「身に覚えのない品物の領収書が届いた」などの被害が報告されているそうです。
そういった被害報告を受け、ネットでは「そんな手でだますだなんて、信じられない」や「注意するよう、高齢の家族に伝えた」といった声が上がりました。
国民生活センターや農林水産省は、詐欺サイトを見抜く方法として、いくつかのポイントを紹介しています。
【こんな『米の通販サイト』には要注意】
・現在の流通価格と比べて、値段が異様に安い。
・ウェブサイト上の日本語が不自然。
・企業情報を確認しても、事業者名や住所、電話番号、メールアドレスが記載されていない。もしくはウソの情報が書かれている。
これらのポイントは、米の販売に限らず、詐欺の通販サイトを見分ける際に有効です。
詐欺サイト側は、利用者の判断力を鈍らせるため、「在庫が残りわずか!」などとアピールをしてきます。あせらず、個人情報や金銭を渡してしまう前に、これらの点をしっかりと確認することが大事です。
なお、もし被害に遭ってしまった場合は、急ぎクレジットカードの利用を停止するほか、消費生活センターのホットライン『188(いやや!)番』に相談をしてくださいとgrape [グレイプ]は報じている。
編集者:いまトピ編集部