【100円】自宅Wi-Fiを劇的に増強する「銀色の盾」

「寝室ではアンテナが1本しか立たず、画像が遅々として開かない」「リビングに戻らないとNetflixが途切れる」…そんな“電波難民”生活に、台所にある物ひとつで終止符を打てるかもしれない。
自宅のWi-Fiが弱いと感じる人は意外に多い。最近は最大速度が従来のWi-Fi5に比べて1.4倍速いWi-Fi6ルーターが主流になりつつあるが、本体価格は3〜4万円と決して安くない。そこで買い替えの前に試してほしいのが、通称「100円トリック」だ。用意するのは100円ショップにも売っているアルミホイルだけ。金属面が電波を反射する性質を利用し、ルーター背面に即席リフレクターを設置して電波を狙った方向へ「ビーム」のように送り出すのだ。
手順は拍子抜けするほど簡単だ。段ボールや厚紙をルーターの高さに切り、光沢面(銀色)を外側にしてアルミホイルを貼り付ける。それを「電波を飛ばしたい部屋と反対側」に、アンテナから数センチ離して立て掛けるだけ。アルミホイルをアンテナに直接巻き付けると逆に遮蔽してしまうので要注意だ。板をわずかに湾曲させればパラボラ効果が働き、指向性が増して反射効率がさらに向上する。
実測してみると、これまでアンテナ表示1〜2本だった部屋が3〜4本まで回復し、環境次第ではダウンロード速度が倍近く伸びるケースも。もちろん万能ではなく、反射板が小さ過ぎると効果が安定せず、大き過ぎれば室内の景観を損ねる。また、近隣とチャンネルが干渉していれば改善幅は限られ、ルーター位置の再配置やメッシュ中継機の増設が必要になる場合もある。
とはいえ、アルミホイルならコストは実質ゼロ。機器に手を加えないので故障リスクもない。数万円を投じて Wi-Fi6ルーターに買い替える前に、まずは「銀色の盾」で自宅電波を跳ね返してみてはいかがだろう。驚くほどシンプルな反射板が、長年の通信ストレスをあっさり解消してくれるかもしれないと、アサ芸ビズは報じた。
編集者:いまトピ編集部