もはや恐怖でしかない『あさイチ』特集が物議「一歩間違えば大きな経済的損失を被る危険性」

6月4日のNHK「あさイチ」で、「知られざる光と闇 地下アイドル」と題した特集が放送され、「推し活ビジネス」の実態があらわになったという。
番組には中澤裕子、古坂大魔王、寺嶋由芙が出演し、ファンの「推し活」は、一歩間違えば大きな経済的損失を被る危険性があることが伝えられたとのこと。
番組では、東京・新宿の歌舞伎町付近で金銭目的の行為を繰り返す未成年女性の証言が紹介され、女性は「メンズ地下アイドル」(通称「メン地下」)の1回のライブで「数十万円を使ったことがある」「お金を使うと優しくしてくれる」とあっけらかんと語り、スタジオをざわつかせたという。
こうした女性たちがのめり込む要因の1つに、ライブ会場の「集金システム」があるようで、具体的には、チェキ(写真撮影)1枚あたり1ポイント(購入=1000円)とし、獲得したポイント数に応じてさまざまな特典が得られる仕組みになっている様子。
例)
●プリクラ同行(1時間)…500ポイント(50万円相当)を支払えば、アイドルと1時間ほど一緒にプリクラを撮影できる。
●日帰り大阪旅行(現地集合・現地解散)…3000ポイント(300万円相当)を支払うことで、アイドルと日帰りで大阪観光に行ける。
これに元モーニング娘。の中澤裕子は
「推し活自体は素晴らしいものかもしれないけれど、そこにつけ込んでいることが頭にくる。もはや恐怖でしかない」
と語っており、アイドル歴14年の寺嶋由芙は、日頃からアイドル活動を見てきた経験をもとに、ファンとアイドル双方が無理のない範囲で楽しむことの重要性を強調。
「ただ、一方では、『自由意志でお金を払っているのだから問題ない』という声があるのも事実です。確かに、熱心なファンの多くは自ら望んでこのシステムに参加しています。しかし、その自由意志の裏には『メン地下と親密になりたい』という焦りがある。この心理こそ、より大きな出費へと駆り立てられる要因になっているのです。特に未成年者などの場合、自己判断の危うさも指摘されていますね」(エンタメライター)
視聴者からも《エグすぎる》といった声が噴出したメン地下ビジネス。「あさイチ」の特集は大いに物議を醸したようだと「アサ芸ビズ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部