2025/6/10 16:24

『Netflix』連日1位、『新幹線大爆破』を抑え…田中圭の演技に戦慄

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Netflixなどで5月27日より配信が開始された大泉洋主演映画『月の満ち欠け』。2022年の公開時にはそのストーリーが物議を醸したが、Netflixのランキングでは『新幹線大爆破』などを抑えて連日1位となったという。

佐藤正午の同名長編小説を原作とし、廣木隆一監督がメガホンをとった『月の満ち欠け』は、「第46回日本アカデミー賞」では優秀作品賞など9部門で受賞。有村架純、Snow Man・目黒蓮、伊藤沙莉、田中圭、柴咲コウらが出演しており、“愛し合っていた一組の夫婦”と“許されざる恋に落ちた恋人”たちが、時間も空間も超えてつながっていく物語だとのこと。

Netflixで配信が開始されると、6月5日まで「今日の映画TOP10」で連日1位を獲得。以降も上位をキープしており、注目度の高さがうかがえるというが、これに映画ライターのヒナタカ氏は

「『生まれ変わっても、あなたに逢いたい――』をキャッチコピーに掲げたラブストーリーですが、実は『怖い』作品でもあるんですよ。事故で妻と娘を亡くして悲しみに暮れる男性の元に、『かつて愛した女性が娘さんと同じ名前だった』と語る人物が現れるという導入から不穏な空気があります。ネタバレになるので詳細は控えますが、その後にまるで『怪しい宗教』のような、とんでもない言説を聞かされ、否定をし続ける大泉洋さん演じる主人公に、心から同情する方は多いでしょう。

 そういった意味で『怖さ』は意図的なものでもありますし、その中でも田中圭さんの役柄には戦慄する人が多いでしょう。彼は有村架純演じる妻へ常に敬語で話していて、常に『計画』を重んじる生真面目ともいえる人物なのですが、その計画が狂えば狂気と暴力性を表出させます。特に、とある場面での『言動の一変』は背筋が凍りました。一方で、全てが理解できない狂人というわけでもなく、生き方を選べない哀れな人物でもあり、その悲しみや絶望が強烈なまでに伝わるのは、田中圭さんの演技力のたまもの。ある場面での田中圭さんの『まなざし』は、脳裏に焼きつくほどの衝撃がありました」

と語る。

『月の満ち欠け』は「今日の映画TOP10」をもとにした週間ランキング(6月2日~6日)で、もちろん首位。2位以下は草なぎ剛主演『新幹線大爆破』、トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』、菅田将暉主演『サンセット・サンライズ』と続いたと「サイゾーオンライン」 が報じている。

田中圭「狂気と暴力性」演技に戦慄、Snow Man・目黒蓮は朴訥とした役とマッチ――Netflixで『月の満ち欠け』連日1位 | サイゾーオンライン/視点をリニューアルするニュースサイト田中圭「狂気と暴力性」演技に戦慄、Snow Man・目黒蓮は朴訥とした役とマッチ――Netflixで『月の満ち欠け』連日1位 | サイゾーオンライン/視点をリニューアルするニュースサイト

編集者:いまトピ編集部