『映画』1位を獲得「堂々の1位発進」

最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、6月6~8日)で、ディズニーの実写映画『リロ&スティッチ』(6月6日公開)が初登場1位を獲得した。
最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、6月6~8日)で、ディズニーの実写映画『リロ&スティッチ』(6月6日公開)が初登場1位を獲得した。
6月9日発表の全国週末興行成績ランキングで首位に立った『リロ&スティッチ』は、日本では2003年に公開された同題ディズニーアニメーションの実写版。暴れん坊のエイリアン・スティッチ(声優:クリス・サンダース/日本語吹替:山寺宏一)と両親を亡くした少女・リロ(声優:マイア・ケアロハ/日本語吹替:永尾柚乃)の出会いと交流、そして家族の絆を描いたハートフルファンタジーだ。
日本語吹替は山寺のほか、ウエンディ・プリークリー(声優:ビリー・マグヌッセン)を担当する三ツ矢雄二もアニメ版から続投。またMOMONA(ME:I)や 中村海人(Travis Japan)、長谷川忍(シソンヌ)などの起用も話題。全国380スクリーンで封切られ、初日から3日間で観客動員38万1000人、興行収入5億6300万円をあげ、堂々の1位発進を遂げた。
この成績について、映画ライターのヒナタカ氏は以下のように分析する。
「日本より一足早く公開された全米では、メモリアルデーを含む週末4日間で11億8300万ドル(約259億円)と、同日公開の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』、さらには過去のディズニーの大ヒット実写版映画『アラジン』(2019年)や『美女と野獣』(17年)をも超えた超ロケットスタートで、週末興収ランキングでは当然のように3週連続でナンバーワンを記録。世界興行収入は7.7億ドル(約1108億円)をすでに突破しています。直近で公開されたディズニーの実写映画『白雪姫』(3月公開)は公開前から出演者やビジュアルなどに批判の声が多く、興行・批評ともに大苦戦して世界興収が累計2.5億ドル(約299億円)にとどまったのに対し、『リロ&スティッチ』は3週目の時点でその3倍以上も稼ぎ出していることから、明暗がはっきりと分かれた形です」
なお、鑑賞済みのネットユーザーからは、「思ってたのと違って正直ガッカリした」「スティッチの存在が、ただ可愛いマスコットみたいに扱われてて残念」という指摘もみられるものの、「癒やされた」「アニメ版より見やすいかも」「改変された部分もうまく描かれていたと思う」といった好意的な声も多く寄せられている。
一方、トム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(5月23日公開)は前回の1位から今回は2位に後退。しかし公開20日間の累計興収は30億円を超えており、今年公開の実写作品における最速記録を達成した。
そんな今回のランキングでは実写版『リロ&スティッチ』のほか、同日に公開された吉沢亮主演の『国宝』が3位、原菜乃華主演の『見える子ちゃん』も7位に初登場している。
詳しくはサイゾーウーマンがまとめている。
編集者:いまトピ編集部