「退職連絡」「別れ話電話」がAI代行に...【時代到来】

退職代行サービス「モームリ」が注目を集める中、ついにAIが「電話代行」まで担ってくれる時代が到来した。
AI搭載の検索エンジンGenspark(ジェンスパーク)の新機能「通話代行」は、ユーザーが要件を入力すると、AIエージェントが代わりに電話をかけ、相手先にその旨を伝えてくれるサービスだ。
利用シーンは多彩。レストランや病院の予約確認、会社への退職連絡、さらには恋人との別れ話まで対応可能。電話番号は日本(+81)、米国・カナダ(+1)、英国(+44)の3カ国に対応している。
実際のフローもいたってシンプル。利用前にGensparkに「通話用番号」を登録し、その後、ウェブサイト(またはアプリ)で「要件」と「相手先電話番号」を入力。「通話開始」をクリックすれば、数秒後にAIが自動でコールする。オプションで通話録音や文字起こし機能を追加でき、会話内容を後から確認することもできる。
ただし、まだ完璧とはいえない点もある。Xに投稿されたデモ動画を見ると、日本語の発音やイントネーションに不自然さが残り、聞き取りにくい箇所も見受けられた。特にビジネスの重要な連絡や微妙なニュアンスを含む会話では、誤解を避けるために事前のテスト通話や台本の準備が望ましい。
ユーザーの感想も、《AIに任せる範囲と、自分で直接話すべき場面を見極める判断力が重要》《プライバシーや個人情報の取り扱いが心配》《感情のこもった話はやっぱり自分で…》など、さまざまだ。
電話での会話を苦手とする若者が増加している中、AI通話代行サービスは成長が見込まれるが、今後、さらに普及していくには、発音精度や応答の自然さがどこまで向上するかがカギとなりそうだ、とアサ芸ビズが報じた。
編集者:いまトピ編集部