2025/6/14 15:17

続々復活へ「ほぼ絶滅したと思われていた」

びっくり

かつて東京駅や上野駅、新宿駅などから全国各地を結んでいた夜行列車。だが、ブルートレインは姿を消し、現在定期運行されている寝台列車は「サンライズ出雲・瀬戸」(東京―出雲市・高松)のみ。さらに青春18きっぷ利用者に重宝された夜行快速ムーンライトも20年春の「ムーンライトながら」(東京―大垣)の運行終了を最後に廃止された。

 だが、定期運行ではなく臨時夜行列車は多数が予定されている。JR東日本は7月5日は「特急谷川岳山開き号」(上野―土合)、7月18日、8月8日、9月12日に「特急アルプス」(新宿―白馬)、8月15日にも「特急諏訪湖花火大会号」(上諏訪―新宿)をそれぞれ運行。

 また、JR東日本びゅうツーリズム&セールスのツアー専用列車として「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会号」(上野―柏崎)が7月28日、「長岡まつり大花火大会号」(上野―長岡)を8月2~3日(※夜行は3日未明の長岡発)、「夜行E653系『大曲の花火』満喫号」(上野―秋田、大曲―上野)は8月29日、31日に運行する。ただし、こちらは往復の乗車券+花火会場の有料観覧席がセットになったツアーとしての販売だ。

「いずれも登山客や花火大会見物客向けの臨時列車ですが、夜行列車目当ての鉄道ファンが多数乗車することが予想されています」(旅行誌編集者)

 私鉄でも東武鉄道が尾瀬ハイキング客向けに例年運行している「尾瀬夜行23:45」(浅草―会津高原尾瀬口)を今年も企画。6月6日~10月17日までの毎週金曜などで、グループ旅行会社の東武トップツアーズで販売している。近鉄も6月15日、7月20日、9月14日限定で「ミッドナイトひのとり」(大阪難波―近鉄名古屋)を走らせる。

 いずれも豪華だけど超高額なクルーズトレインと違って、手頃な料金で乗車が可能。ほぼ絶滅したと思われていた夜行列車だが、臨時列車であれば今もまだこんなにあるのだ、とアサ芸ビズが報じている。

夜行列車が続々復活!今夏運行予定の臨時列車まとめ  |  Asagei Biz-アサ芸ビズ夜行列車が続々復活!今夏運行予定の臨時列車まとめ | Asagei Biz-アサ芸ビズ

編集者:いまトピ編集部