2025/6/16 19:42

『Netflix』連日1位、大ヒット『映画』動員473万人、興収63億円を突破

驚き

4月の不倫報道後、来年のNHK大河ドラマや自身の冠ラジオ番組への出演を辞退した永野芽郁。今後の活動がファンから心配される中、Netflixでは6月13日より主演実写映画『はたらく細胞』の全世界配信がスタートし、「今日の映画TOP10(日本)」で連日1位となっている。

2番手でレギュラー出演していた日曜劇場『キャスター』(TBS系)が6月15日に最終回を迎えた永野だが、同日にはドラマ公式SNSがメインキャストのオールアップ時の様子を公開。この動画の中で、永野は「やっぱり自分自身は作品に携わることが本当に好きなんだなと感じながら過ごせる毎日でした」と涙を流しながら語っている。

そんな中、Netflixでは前述のとおり『はたらく細胞』が配信直後から首位を記録。赤血球役の永野のピュアな演技が改めて反響を呼んでいる。

なお、同名コミックを原作とした『はたらく細胞』は2024年12月に公開され、動員473万人、興収63億円を突破。14年公開の映画『るろうに剣心 京都大火編』の興行収入52.5億円を上回り、ワーナー・ブラザース邦画史上歴代興収1位となった。

加えて、「第48回日本アカデミー賞」では助演女優賞(芦田愛菜)、新人俳優賞(板垣李光人)、音楽賞、美術賞、録音賞、編集賞の6部門を受賞。

同映画が大ヒットした理由について、ドラマライターの北村有氏はこう語る。

「まず原作の力が大きいのは言わずもがなだと思います。擬人化というポップな手法で、難解になりがちな人体の仕組みを親しみやすく描いた作品は、子どもから大人まで幅広い層に支持されてきました。その魅力を損なうことなく、実写としての説得力を与えたのが、キャストと演出の力だと感じます。

佐藤健さん演じる白血球のアクションは、まさに『るろうに剣心』で培ったキレ味とリアリティが活かされており、肉体の内部という抽象空間を「見せる世界」として成立させていました。永野芽郁さんとの再共演も、朝ドラで培った信頼関係が滲み、自然な掛け合いに繋がった印象です。また、芦田愛菜さんと阿部サダヲさんの“再会”も、視聴者にとって大きなサプライズとなり、話題性を後押ししました。キャスティング、映像美、原作リスペクト、すべてがかみ合った稀有な実写成功例といえるのではないでしょうか」

永野といえば、主演映画『かくかくしかじか』(25)が先月より公開中。過去には『君は月夜に光り輝く』(19、北村匠海とダブル主演)、『そして、バトンは渡された』(21)、『からかい上手の高木さん』(24)などで主演を務め、“キョトン顔”が似合うピュアな主人公から観客に驚きを与えるハードな役柄など、幅広いキャラクターを好演してきた。前出の北村氏が振り返る。

「私が特に思い入れがあるのは、『地獄の花園』(21)と『マイ・ブロークン・マリコ』(22)の2作品です。前者では、職場が“ヤンキーの戦場”という突飛な設定のなか、平凡で巻き込まれ型のOL・直子を演じました。コミカルな空気感でも、終盤のメンチ切りやアクションではしっかり存在感を放ち、作品全体に熱を灯していたのが印象的です。

一方『マイ・ブロークン・マリコ』では、虐待を受けていた親友の遺骨を救うという衝撃的な展開において、冷静でいて内側に激しい情念を抱える主人公・シイノを繊細に表現。派手な演出よりも“余白”で語るような演技が光っていて、『可愛い』イメージに留まらない実力派女優としての立ち位置を強く印象づけたように思います。どちらの役も、永野さんの器用さと、どんなジャンルにも馴染む柔軟性を物語っていると言えるのではないでしょうか」

『かくかくしかじか』の原作者である漫画家・東村アキコ氏から「天才」と称賛された永野。現在は活動休止状態と思われるが、役者として一定の需要はあるだけに今後の動きが注目されるとサイゾーウーマンは報じている。

永野芽郁、活動休止状態も……主演大作映画が連日1位! 『はたらく細胞』大ヒットの理由とは?(2025/06/16 15:00)|サイゾーウーマン永野芽郁、活動休止状態も……主演大作映画が連日1位! 『はたらく細胞』大ヒットの理由とは?(2025/06/16 15:00)|サイゾーウーマン

編集者:いまトピ編集部