『東北新幹線』車両故障「衝撃的な事実」大騒動
走行中の東北新幹線の車両に故障が発生し、東北・山形・秋田新幹線が運休になった、6月17日の大騒動。車両故障だけでも問題だが、この事象についてのプレスリリースに衝撃的な事実が記されていたことが、世間を騒がせている。
車両故障を起こしたのは「新幹線E8系電車」(写真)の回送列車。上野駅を発車し、盛岡駅を目指す途中で故障が発生し、宇都宮駅と那須塩原駅の間で停車。その後、自力走行が可能になったため、那須塩原駅へと移動した。
プレスリリースによると、この車両は営業車両として使用する前の確認走行を行っていた。確認走行をするのは2回目だった。
車両ストップの原因は、補助電源装置が故障して主変換装置に電力が供給されなくなったことにある。主変換装置内にある冷却装置が動作せず、回路保護機能が作動したとみられている。
問題は、プレスリリースのこの一文だ。
〈なお、東北新幹線宇都宮~那須塩原駅間で故障した当該の回送列車のほか、小山駅停車中であったつばさ136号(E8系)、郡山駅停車中の回送列車(E8系)、山形新幹線福島~笹木野駅間を走行中であったつばさ139号(E8系)においても車両故障が発生しており、これらとの関連性についても調査しています〉
車両故障が起きたこの日、E8系は合計4本も故障を発生させていたというのである。鉄道ジャーナリストが解説する。
「ほか3本の故障の原因は調査中とのことですが、同じとみていいでしょう。その場合、E8系特有の問題ということになり、他の編成も故障する可能性があります。簡単に改修できるものであればいいのですが、もし時間がかかれば、山形新幹線の運行に影響を及ぼすことになります」
E8系は昨年3月から運用が始まった新しい車両で、15編成が導入される予定だ。大きな問題にならないことを願うとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部