絶滅...『中華料理チェーン』25年6月をもって「全店」が

昭和から続く町の中華料理チェーン「中華東秀」。このほど全店が「れんげ食堂Toshu」に置き換わり、中華東秀は“絶滅”となりました。「れんげ食堂Toshu」の味と雰囲気をお伝えします。
イオンの系列会社、オリジン東秀株式会社。1966年に「誰もが気軽に立ち寄れる中華の定食屋」として「中華東秀」をオープン。
94年からは惣菜弁当店「オリジン弁当」の展開を始め、2006年にイオン株式会社の連結子会社となりました。「オリジン弁当」23店舗「キッチンオリジン」385店舗などを展開しています(24年8月末時点)。
「れんげ食堂Toshu」の前身は「中華東秀」にあたり、17年3月末に1号店を開業以降、関東、関西を中心に展開。25年6月に田無店をもって、全店がれんげ食堂Toshuに置き換わり、中華東秀の名前はなくなりました。
平日の午後12時半、れんげ食堂を訪れました。
外観は一目で「日高屋っぽい!」。新商品の掲示物や商品サンプルが似たような雰囲気を作っているのかもしれません。
メニューは中華の定番メニューがズラリ。価格帯は餃子(6個)308円、ビールもは352円と数円だけ日高屋より高いですが、レバニラ定食、肉野菜炒め定食など定食モノは安くなっています。
椅子や内装は中華屋というより喫茶店やカフェの雰囲気が強めで、BGMも洋楽。若年層や女性客を意識しているのがうかがえます。ただ、訪れたのが平日の昼時とあってか、サラリーマンや男子高校生の姿が中心です。
カウンター席にはに注文パネルが置かれていて、卓上には水のピッチャーや調味料、ソフトパックのティッシュが置かれています。筆者が利用する日高屋は給水器にセルフで取りに行く形式なので、卓上ピッチャーはありがたく感じます。
今回れんげ食堂を初めて利用して、女性が入りやすい町中華チェーンだなと感じました。中華東秀時代はなんとなく入りにくさを感じていた筆者も、れんげ食堂なら気楽に入れますし、日高屋と同じようなメニュー、価格帯なら、こちらを選ぶ女性もいるでしょう。
今回利用した店舗ではオープンキッチンで調理場が見えることも、好印象です。
また、今回は食べませんでしたが、ちょい飲みメニューが日高屋よりも豊富だったのは個人的に好感度大! ケチャップやマヨネーズも用意されているようなので、いろんなメニューで自分好みに味変を楽しめそうです。また機会があれば利用したいと思いますと「スーパーマーケットファン」は報じている。
編集者:いまトピ編集部