24週連続で1位『人気作品』ほぼ独占

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1位は日本テレビ系で放送中のアニメ『薬屋のひとりごと 第2期』。架空の中華風帝国を舞台に後宮に勤める官女が王宮内に巻き起こる事件の謎を薬学の専門知識で解くミステリーで、実に24週連続でのトップとなった。
2位は同じく日テレのアニメ『名探偵コナン』。4位にはやはり同局の放送が6月24日深夜に最終回を迎えたばかりの『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』がランクインしている。
同ランキングにおいて長らく上位をほぼ独占している日テレ系のアニメだが、4月期もしくは放送中の連続ドラマとなると、日テレの勢いはそこまで感じられない。
実際、5位以下にNHK『あんぱん』、フジテレビ系『あなたを奪ったその日から』、TBS『キャスター』、フジテレビ系『波うららかに、めおと日和』、同『続・続・最後から二番目の恋』……と各局人気ドラマが続いてランクインする中、日テレ系は14位の『恋は闇』で初めて登場する。
また、視聴率においても近年、日テレは「ヒット作不足」などが指摘されている。芸能ジャーナリスト・竹下光氏はこう語る。
「『日曜劇場』を擁するTBSや、近年話題作も多いフジ、『相棒』や『科捜研の女』そしてすでにシリーズは完結していますが『ドクターX~外科医・大門未知子~』といったドラマを長寿シリーズ化させたテレ朝なんかと比べると、確かに日テレは連ドラに関しては苦戦傾向にありますよね。世間的に大きな話題となった作品でいえば、2019年に放送され、最終回が平均世帯視聴率19.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した『あなたの番です』までさかのぼります。
近年では嵐の櫻井翔さん主演でシリーズ第3弾の『放送局占拠』が今年7月12日にスタートする『占拠』シリーズの過去2作が多少注目されたくらいでしょうか。同シリーズに関してはオリジナル作品ではありますが、近年の日テレの連ドラは漫画やアニメ、小説などを実写化した原作モノが多く、主要ターゲットも比較的若い世代の視聴者を意識している作品が多い印象です。このあたりも苦戦の理由かもしれませんね」とサイゾーウーマンは報じた。
編集者:いまトピ編集部