芸能界随一の「おしどり夫婦」救世主になるか

「あなたを奪ったその日から」(関西テレビ制作/フジテレビ系)が、6月30日に最終回を迎えた。
おおまかなあらすじは「食品事故で我が子を失った母親が、復讐のために、原因となった惣菜店の社長の娘を誘拐し、手に掛けようとするも、思いとどまり、その子を自分の娘として育てるが…」というものだ。
そのサスペンスフルな内容と、実生活においても2人の子を持つ母である北川景子が主演。最終回では放送直前に、とある出来事が勃発した。
どのような結末を迎えるのかと気を揉む視聴者の前に流れたのは、新人演歌歌手・一之森大湖の2ndシングル「一之森音頭」の宣伝だった。
この一之森大湖、ウェブサイトの説明によると、
〈幼少の頃から日本の歌謡曲に多大なる影響を受け、歌を志しプロを目指すがデビューができず燻っていた。そんな時、うぃっしゅのDAIGOに出会いプロデューサーとしてサポートを約束され、一之森のために新設されたB ZONE傘下の新レーベル「D5 RECORDS」よりメジャーデビューが決定する〉
ただ、あくまでそれは「設定」。その姿を見ればすぐわかるように、DAIGOが演歌を歌う際の別名であり、2人は同一人物。わかりやすく言えば「友近と水谷千重子」みたいなものだ。
DAIGOと北川はかねてから、その夫婦仲の良さが窺われた。バラエティー番組に出演した際に、お互いが語るエピソードなんかがそう。妻が主演するドラマの最終回に、こんな洒落た形でサポートするなんて、実に夫の鑑だ。
中居正広騒動以降、スポンサーが離れたままだったフジテレビ。一時はACジャパンか自局の番組アピールか、フジテレビが制作に関わった映画の宣伝ばかりであったが、7月からはようやく「サントリー」「大和ハウス」「ロッテ」といった大手スポンサーの一部がCM出稿を再開するとのこと。
とはいえ、いまだ苦しい状況に変わりはがいのだが、これを逆手にとって、今回のようなサプライスをCM枠で行うというのは、なかなかの好手。大きな話題になるようなら、スポンサー復帰に拍車がかかるかもしれない。
北川景子とDAIGOという芸能界随一のおしどり夫婦が、ドン底フジテレビの救世主になるかもとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部