1974年以来...『巨人』51年ぶりの処分

巨人51年ぶりの珍事である。
甲子園球場で行われた7月2日の阪神戦、0-0で迎えた8回、阪神の攻撃で二死一・二塁から大山悠輔のショートゴロがイレギュラーで遊撃手・泉口友汰の肩に当たって大きくはずみ、二塁走者の森下翔太がホームへと突入。
判定はアウトとなったが、藤川球児監督のリクエストにより、セーフに覆る。ベンチを飛び出し、審判団に説明を求めた巨人・阿部慎之助監督が「リクエストの判定に抗議があったため」との理由で退場に。
これが決勝点となり、巨人は敗戦した。巨人監督の退場処分は1974年の川上哲治監督以来となった。
野球解説者の田尾安志氏は同日、自身のYouTubeチャンネル「田尾安志【TAO CHANNEL】公式YouTube」を更新。阿部監督の退場処分を振り返ると、
「阿部監督、いろんなことやったんですよね。エンドランがうまくいかなかったり、カリカリきてたと思うんですよね。8回の判定も最初アウトだったのが、セーフと判定された。アンパイアにひと言、言いたかったんでしょうね。監督という立場になれば、そういう気持ちもよくわかります。あの点の取られ方はショックでしたからね」
ここに興味深いデータがある。退場処分を受ける選手は概ね危険球によるものだが、それ以外の「審判員への暴行」で退場となった直近の巨人選手は、2014年の阿部慎之助。球場こそ東京ドームと異なるが、偶然にも7月(11日)の阪神戦で、しかも8回だった。この試合も阪神の勝利となっているのだが、ペナントを制したのは巨人で、阪神は2位だった。
この退場劇がカンフル剤となって、巨人は奮起するかとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部