2025/7/7 10:51

『代表作』視聴率12.5%を記録、封印が解けない「ヒロインの存在が要因か」完全復活を願う声

テレビ

6月6日から7月下旬まで民放公式テレビ配信サービス「TVer」で展開されている「俳優ドラマ特集」が好評だ。

2025年の夏ドラマに出演する俳優陣の過去作品を無料で視聴できるという企画で、斎藤工や中村倫也、嵐・櫻井翔らの代表作が並んでいる。

 そんな中、ある俳優のラインナップが話題となっているという。

 スポーツ紙の芸能担当記者は語る。

「相葉雅紀の特集枠には『今日からヒットマン』や『和田家の男たち』など、彼が主演を務めたテレビ朝日系の4作品を楽しむことができるのですが、2015年にフジテレビ系で放送された『ようこそ、わが家へ』が含まれていないんです。それに対し、インターネットやSNS上では相葉ファンから『なぜこのドラマが外れたのか?』、『代表作なのに』といった投稿が相次いでいます」

 同作は作家・池井戸潤氏の小説が原作で、オンエア当時は全話の世帯平均視聴率12.5%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
相葉が“気弱だが芯の強い”サラリーマンを丁寧に演じ、彼の俳優キャリアにおいても評価の高い一作となっている。

「TVer特集では各局の配信契約やドラマの権利関係の兼ね合いから、特定の局に偏るケースは珍しくありません。実際、相葉は今夏にテレ朝系の新作『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』に出演予定ですから、その前提で同局の作品が選出された可能性は高い。しかし、同じく池井戸作品の『ハヤブサ消防団』(テレ朝系)や、他の俳優の配信には複数の局のドラマが混在しており、その中にはフジテレビ系作品が含まれている。そのことから、『ようこそ、わが家へ』だけが漏れた理由として別の要因を頭に浮かべる人がいても不思議ではないですね」(前出のスポーツ紙記者)

 その「別の要因」とは『ようこそ、わが家へ』でヒロインを演じた沢尻エリカの存在だ。

 本作で彼女が演じた神取明日香は、原作にはないドラマのオリジナルキャラクター。

 勝ち気で行動力のある女性記者という設定で、当時の沢尻が持つ強烈な個性が投影された役どころだったこともあり、印象に残っている人も少なくないだろう。

「沢尻といえば2019年に麻薬取締法違反の容疑で逮捕され、女優業を一時休止。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の出演辞退という大きな影響もあり、業界では女優復帰した現在も“沢尻作品”に対する一定の慎重姿勢が続いています。そのため、今回の配信企画でも『沢尻の出演がネックだったのでは?』は、といぶかる声も出ています」(週刊誌記者)

 ともあれ、近年はそうした風向きに変化の兆しもある。

24年、沢尻は本格復帰作となった舞台『欲望という名の電車』で主演を務めると、千秋楽の会場ではスタンディングオベーションと「おかえり」の歓声に包まれた。

 ネットやSNS上でも「変わらない美しさ」に再び注目が集まり、今年4月にはカラコンブランドのイメージモデルに起用されたことが明らかになっている。

「透明感あふれるショートボブ姿で披露された新ビジュアルには、『39歳にしてこの清楚感はすごい』、『エリカ様だからこそ欲しくなる』といったポジティブなコメントも続出。業界内でも『また起用したい』という声が出始めているようです。また、6月13日に公開される映画『フロントライン』では、彼女が推薦コメントを寄せていることも話題に。こうした“復帰フラグ”が出ていたこともあり、フジテレビが運営する配信サイトFODでは視聴可能なものの、相葉ファンだけでなく沢尻ファンからも『ようこそ、わが家へ』が選出されていなかったことを残念がる声が聞かれています」(同週刊誌記者)

芸能ジャーナリストの竹下光氏は沢尻の魅力をこう話す。

「沢尻さんの完全復活を願う声が多いのは、やはりその女優としての才能を高く評価されているからでしょう。07年の『別に……』騒動以来、私生活の話題が先行しがちですが、出世作となった05年公開の映画『パッチギ!』で数多くの映画賞・新人賞を受賞してからはさまざまな作品で輝きを放ち続けています。ドラマ『1リットルの涙』や『タイヨウのうた』では難病に立ち向かう健気な女性を好演したり、『ファースト・クラス』シリーズでは“マウント”が飛び交うファッション業界の荒波に揉まれながら成長していく主人公を演じたり、『母になる』では息子を誘拐されて苦悩する母親を好演したり、映画『ヘルタースケルター』では狂気に満ちた役を熱演したりと多彩な役を見事に演じ切っています。その卓越した演技を再び映像作品で見てみたいと思う人が少なくないのもうなずけますね」

『ようこそ、わが家へ』の“封印”が解ける日は来るのだろうか。とサイゾーオンラインは報じた。

相葉雅紀主演『ようこそ、わが家へ』の封印解除はいつ? 沢尻ファンからも期待の声 | サイゾーオンライン/視点をリニューアルするニュースサイト相葉雅紀主演『ようこそ、わが家へ』の封印解除はいつ? 沢尻ファンからも期待の声 | サイゾーオンライン/視点をリニューアルするニュースサイト

編集者:いまトピ編集部