ドジャース「2人目の二刀流選手」誕生か

メジャーリーグのナ・リーグ西地区で首位を堅守するドジャースは負傷者続出で、リリーフ陣が総動員となるブルペンデーが定期的に設けられているというが、そんなチーム事情を指して「投手復帰した大谷翔平に、もっと長いイニングを投げさせるべきでは」との指摘があるようだ。
「チームが最も恐れているのは、大谷がケガをすることです。もしも右肘に3度目のメスを入れることになれば一大事ですし、なにより打者・大谷を欠く事態は避けたい。もうしばらく、2イニング程度に制限した登板が続くと思います」(現地記者)
しかし、意外なところから「救世主」が出現するかもしれないという。
「キケ」のニックネームで呼ばれるエンリケ・ヘルナンデスを「Two-Way Player(二刀流)」に転向させる案が浮上してきたとのこと。
キケは内外野のどこでも守れるユーティリティー・プレーヤーで、今季はドジャースがワンサイドで負けていた場合、「敗戦処理の役目」で5試合ほどの「野手登板」を果たしているというが、その際、左足を胸の高さまで上げる佐々木朗希の投球モーションなどのモノマネをし、アンダースローまでやってみせ、ファンは大喜びだったという。
「4試合目の登板で炎上し、5試合目は制球に苦しみました。でも3試合目までの防御率は、2.08でした」(前出・現地記者)
投手キケと対戦したパドレスの4番ジャクソン・メリルが米スポーツ専門局ESPNのインタビューを受けて、
「あいつのカッター、エグイぞ!」
と答えたといい、大勝した勢いから出たジョークだと思ったインタビュアーが話を変えようとし、「ところで…」と言いかけた時に、メリルは真顔で「いや、本気だよ」と言い切ったという。
6月10日の「キケとの対戦結果」だが、49.4マイル(約80キロ)の超スロー変化球で一塁ゴロ。遅い変化球の前に投げたカットボールを、メリルはバットの芯で捉えることができなかった。
「キケはスライダーやスプリット、カーブなども投げていました。器用なユーティリティー・プレーヤーとはいえ、即席であれだけ投げられるのだから、きちんと投球練習をすれば、イケるんじゃないか、と」(メジャー関係者)
ドジャース2人目の二刀流が誕生したら、大いに盛り上がるのではないだろうかと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部