『パナソニック』判明

パナソニックホールディングス(HD)傘下の事業会社パナソニックによる希望退職の募集概要が10日、判明した。対象は勤続5年以上の40~59歳の社員と64歳以下の再雇用者で、応募した社員には最大で数千万円を退職金に上乗せするとのこと。パナソニックHDが5月に発表した1万人規模の人員削減の一環で、組織のスリム化を図る狙い。
複数のパナソニック関係者によると、退職金の上乗せ分は55歳前後が最も多くなるように設定されているとのことで、最大で数千万円が加算されるという。定年後の再雇用者にも退職時の基準内賃金の最大24か月分が支給され、50歳代の社員と再雇用者のスリム化に重点を置いているとのこと。募集人数は明らかになっていないそうだ。
応募者に対しては、外部の人材サービス会社を活用した再就職支援を行うほか、転職活動のため、最大3か月間の休暇を取得できるようにするとのこと。
パナソニックは主に白物家電や空調機器、電設資材を手がけており、2025年3月期の売上高は3兆5842億円、従業員は約8万8000人。いずれもグループ全体の4割を占める最大の事業会社である。経営効率化のため、三つの事業会社に分割・再編する方針を26年4月に公表している。
ネットでは
「会社に残るも地獄でしょうが、飛び出すは更なる地獄と心構えて決断した方が良いと思います」
「希望退職と言えばネガティブに捉えられるが、パナソニックほどの企業ともなればその内容はとても手厚いですね。喜んで応募するような人も大勢居るだろう。 傾く前に手を打つのも、やはり過去の経営不振の経験を踏まえての事でしょう」
「40歳以上で上乗せ条件がいいので、氷河期世代にとってラストチャンスなのかもしれませんね。ごっそり応募が出ることでしょう」
「パナの希望退職は、経営危機とか業績悪化によるものではなく、事業再編へのスリム化だから、応募するかどうかは悩むだろうなあ。最大数千万の上乗せとは言え、それは全員ではないので対象外の人はどれだけの割り増しかよく考えないといけない」
「この層が持っている知識と経験って結構大事だったりするんだけど、継承は出来てるのかな?」
「60歳以上で3000万円もらってもこれだけ物価が高騰中ではその他資産がなければ働かない事には苦しいだろうな」
「数千万円貰っても次の仕事が見つからなければ数年で使い果たしてしまう金額です。職人と違って事務職は潰しが効かない職業ですから中高年での転職は大変です」
「兄がパナソニックです。 前回と前々回の時に退職した時も相当な上乗せの退職金が出たそうですが、早期退職した同僚達は、知ってる限りの人達は、地獄を見てるそうです」
「パナソニックも日産自動車もこんな状態、やはり日本の経済はなんとなく おかしいと感じます」
などの声が上がっているとエンタナビは報じている。
編集者:いまトピ編集部