2025/7/15 19:19

石破茂、参院選敗北でも「辞める気はさらさらなし」

石破茂Amazon

終盤戦を迎えた参院選(7月20日投開票)の争点は物価高対策や外国人問題だが、最大の注目点は、石破茂首相が20日の時点で敗北の責任を取って総辞職するか、になってきた。

 石破首相や自民党の森山裕幹事長は勝敗ラインについて、参院での過半数を維持できる50議席に設定した。3年前の参院選で75議席と大勝しているため、当初はやすやすとクリアできる勝敗ラインとみられていた。

 公明党が少なくとも10議席は獲得するとして、自民党は40議席でも50議席に達する。1998年7月の参院選で、時の橋本龍太郎首相は44議席にとどまったことを理由に「全てひっくるめて私の責任だ。力不足」と述べ、総辞職した。40議席はそれを下回る。

 あるいは2022年の参院選で公明党は13議席を獲得しているため、今回もそれを維持するとみると、自民党は37議席でも50議席に達する。

 2007年の参院選で、自民党は改選前の64議席から37議席に減らした。当時の安倍晋三首相は続投を表明したが、自民党総務会で「選挙に負けたにもかかわらず、続投するのは理屈が通らない」との声を上げたのが石破首相だった。

 今、当時の安倍首相に突き付けた辞任要求はそっくりそのまま、自分に返ってきている。だが自民党内では、仮に50議席を下回っても石破首相は総辞職しないのではないか、との観測が出ている。石破首相自身、辞めるつもりはさらさらないようだ。

 自民党中堅議員が言う。
「自公合わせて45議席を下回れば、さすがの石破首相でも辞めるだろうが、数議席下回る程度だったら、無所属議員らを入れて50議席に到達して、なんとか石破続投を目論む動きが党内にはある」

 毎日新聞の中盤情勢展望によると、自公の推定獲得議席は計31~55。自民の推定獲得議席は、序盤の32~46から27~43へと減少した。自民党にとってプラス要因は見当たらず、さらに終盤に向かって下がることが予想される。石破首相はますます追い込まれているのだとアサ芸プラスが報じた。

【ヤバイ参院選】ますます追い込まれた石破首相は「50議席以下でも辞める気はさらさらなし」 | アサ芸プラス【ヤバイ参院選】ますます追い込まれた石破首相は「50議席以下でも辞める気はさらさらなし」 | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部