9月末で終了か「放送30周年」スポンサー14社→6社

「ワールドビジネスサテライト」「ガイアの夜明け」といった経済番組の演出を手掛けた元テレビ東京局員の下矢一良氏が、「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)継続の是非に言及した。
去る6月19日、コンプライアンス上に問題があったとして無期限の活動休止を発表した国分太一は「鉄腕DASH」のみならず、全てのレギュラー番組を降板した。ほどなくしてTOKIO解散が発表され、城島茂、松岡昌宏と3人で立ち上げた株式会社TOKIOも廃業に追い込まれている。
下矢氏は自身のYouTubeチャンネル「下矢一良の正直メディア」の7月15日の動画で、
「9月末で終了する可能性がいちばん高い」
番組を継続する上での判断軸には「視聴率」「スポンサーが支持してくれるか」の2つがある。騒動後に放送された6月22日の世帯視聴率は9.7%、個人視聴率は6.3%だった。そして翌週6月29日は、世帯視聴率9.5%、個人視聴率6.4%と、ほぼ変わっていない。
ところがスポンサー支持の点においては、騒動前に14社だったスポンサーが、6社に減少している。下矢氏は言う。
「やめるにしても、次の番組を作らなきゃいけない。準備期間とか諸々かかるので、突貫工事で穴埋めするというのは日本テレビとして避けたいところだと思うので、通常の改編期である10月に合わせて新しいスタートをする」
とはいえ、継続の可能性も完全には否定できない。TOKIOが解散したことにより、TOKIO以外のタレントを出演させやすくなった。さらに同番組は今年、放送30周年を迎えているため、
「福島県と協力して、いろんなことをやろうとしてたと思うんですよ。そういうものをお蔵入りさせるのが、関係先の調整とかで難しい事情があるかも…」(下矢氏)
「鉄腕DASH」は、TOKIOが「人間の限界」に挑戦する新しいタイプのバラエティー番組として放送開始。2006年度の「親が子どもに見せたい番組」第10位に選出された。2014年にはバラエティー年間平均視聴率ランキングで首位に立っている。
9月末に向けて、これからどんな動きがあるのだろうかとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部