2025/7/18 16:12

森下翔太(24)も「できれば対戦したくないです」

夕日

藤浪晋太郎の日本球界復帰により、読売ジャイアンツの“メイクレジェンド”再来か。

ご存じの通り、セ・リーグは現在、藤浪の古巣である阪神タイガースが首位を独走している。

2位巨人とのゲーム差は最大で9.5と、ファンと解説者から、このままぶっちぎり優勝が確実視されている。
しかし、ここへ来て雲行きが怪しくなってきた。16日、横浜DeNAベイスターズが藤浪の獲得を発表したのだ。これは阪神にとって、他球団が戦力強化される以上の意味を持つ。

「阪神以外のセ5球団は藤浪と対戦したデータがあるので、対策を熟知している。一方、阪神はかつて藤浪がエースだったため、対戦データが存在しない。
逆に藤浪は阪神打撃陣の特徴を間近で見ていましたから、攻略法はばっちりです」(ベテラン野球記者)

現在の阪神は投打ともにリーグ随一であり、特に打線は各指標で絶好調。打率・本塁打・打点のいずれもトップ3に2名が入っており、ここを攻略されるのは大きな痛手になる。

「首位打者の中野拓夢は、藤浪の復帰に『もちろん脅威になる』とスポーツ紙でコメント。HR2位の森下翔太も、藤浪と在籍期間が被っていないとしながらも『球が速くて嫌です。対戦も全然楽しみじゃない。できれば対戦したくないです』と述べている」(元阪神番記者)

実際、打者にとって、藤浪との対戦は数字以上に怖いものがある。

「藤浪は日本時代から大のノーコンであり、打者にとっては、常に死球を意識しながら打席に立たされることになる。
しかも最速165kmのため、当たれば故障もありえるという恐怖・脅威もつきまといます。
このマインドではバッティングにも影響が出ますし、無意識の萎縮で調子を落とす可能性も高いでしょう」(データアナライズ会社関係者)

前例もある。3度のトリプルスリーを達成した球史に残るセカンドである東京ヤクルトスワローズ・山田哲人は、全盛期だった2016年、藤浪に豪速球の死球を浴びて以降、成績が急降下した。

以降、藤浪は“壊し屋”“破壊神”などとも呼ばれ、打者にとって対戦が嫌な投手の代表に。ただでさえやりづらい中、“手の内”を知られている阪神打撃陣は、好調を維持できるか怪しくなってくる。

「巨人はチーム打率・防御率が阪神に次ぐ2位で、阪神の打者が調子を落とせば、相対的に浮上する。後半戦からは主砲・岡本和真の復帰も見えてきますし、阪神に代わってバットが火を吹くでしょう。DeNAは投手陣補強で藤浪を獲得しましたが、巨人をアシストする結果になりそうです」(球界OB)

阪神は2008年に首位を独走し、一時は2位巨人に13.5ゲーム差をつけるも、後半戦に入って大失速。結局、優勝を巨人に明け渡した。

これはプロ野球史上最大のゲーム差をひっくり返された歴史的V逸で、当時発売された雑誌をとって「Vやねん!」と揶揄されている。

一方、巨人は96年に11.5ゲーム差をひっくり返して優勝した「メイクドラマ」を上回る大逆転劇として、08年優勝は「メイクレジェンド」と名付けられた。

「9.5ゲーム差の逆転優勝を決めれば、メイクドラマ、メイクレジェンドに次ぐ逆転劇だと、ファンや御用マスコミはお祭り騒ぎ間違いなし。
しかも、その影の立役者は元阪神の藤浪というドラマ付きですから、後半戦のセ・リーグは面白くなってきますよ」(同)

メイクレジェンドを決められた2008年、現在の阪神・藤川球児監督はチームの絶対的守護神だった。

現役時代と監督時代の2回にわたって逆転Vを許してしまうのだろうかと週刊実話WEBは報じている。

DeNA藤浪が巨人逆転Vをアシスト?“壊し屋”に萎縮で阪神「Vやねん!」再来か/サマリー|週刊実話WEBDeNA藤浪が巨人逆転Vをアシスト?“壊し屋”に萎縮で阪神「Vやねん!」再来か/サマリー|週刊実話WEB

編集者:いまトピ編集部