値上げしたのに大絶賛『JR』には見習ってほしい

西武鉄道の発表に、鉄道ファンは大絶賛! それは運賃の改定だ。2026年3月から普通運賃で11.9%、通勤定期を10%値上げする(通学定期は据え置き)。これによって普通運賃の初乗り運賃は、ICカード使用時で157円から169円になる。
運賃の値上げとなれば、大ブーイングが起きてもよさそうなものだが、絶賛されているのは同時に発表した小児運賃の改定だ。西武線内の全区間で均一にし、ICカードで1乗車50円、小児通学定期は1カ月一律で500円、小児通勤定期は1カ月一律で1000円とする。
同時に小児全線フリー定期券を新たに導入。これはICカード限定で、西武線全線が1カ月1000円で乗り放題になるフリー定期券だ。
このような全線フリー定期券を導入するのは、大手民鉄としては初めて。利用できるのは小学生までだが、それでも利用者の利便性がアップするのは確実で、鉄道ファンから大英断と言われているのだ。
「西武鉄道は導入の理由を『西武線沿線にお住まいのお子さまとそのご家族に、今まで以上に日々のくらしやおでかけを楽しんでいただきたい』としていますが、西武線沿線に住んでいなくても購入できるようです。子供がいる家庭ならとりあえず買っておいて、休日のレジャーに利用したらどうでしょうか。西武線の沿線は観光地や遊ぶ場所が多いですから、十分に元は取れると思います」(鉄道ライター)
この流れはぜひ他社にも波及してほしいものだ。
「特に『青春18きっぷ』を改悪したJR各社には見習ってほしいですね。小学生が電車を利用する場合、大人もついてくるので売り上げは増えるはず。鉄道会社にとって損はありません」(前出・鉄道ライター)
さて、どんな動きが出るのか、出ないのか…とアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部