2025/8/5 14:12

NPB(日本野球機構)、突如ルール改定を発表

マスコミ

プロ野球観戦における“スマホ撮影禁止”の時代が、ついに転機を迎えたようだ。

今年2月からNPB(日本野球機構)は観戦中の写真・動画撮影に関する規程を厳格化し、特にプレー中の撮影とSNS投稿を一切禁じる方針を打ち出したといい、これにより、ファンたちが球場からリアルタイムで発信していた熱狂の様子は影を潜め、試合中の臨場感やスタジアムの盛り上がりをシェアする「共有文化」が一気に消え失せたとのこと。

SNSには「雰囲気が伝えられない」「観戦のモチベーションが落ちた」といった不満の声が広がり、ファンと球団の間に微妙な温度差が生まれていたが、NPBはこの夏、方針を大きく見直したようで、8月4日に発表された新たな撮影・投稿ルールでは、9月2日から写真投稿が試合中でも可能となり、動画についても一定条件を満たせばSNSへの投稿が認められるようになるという。
 
具体的には、試合中の静止画は投稿タイミングや枚数に制限がなくなり、プレー中を除いた動画であれば140秒以内ならリアルタイム投稿が可能に。プレー中の動画は無編集・60秒以内という条件付きで、試合終了後に1アカウントにつき1回のみ投稿できるというルールだが、これにより、ファンは再びスマホ片手に野球の魅力を広めることができるようになるという。

背景には、放映権を巡る緊張と違法配信業者への対策という現実的な事情が。NPBの全試合はテレビや配信サービスを通じて放映されており、球団にとっては放映権収入が極めて重要な柱となっているが、その一方で、近年は無許可で試合映像を切り取り、YouTubeなどで広告収入を得る“もぐり配信”が後を絶たない。

こうした不正を防ぐために規制が強化されたが、正規のファンまでもが撮影できないという状態に、不満が爆発していた様子。今回の緩和策では、営利目的やライブ配信などは禁止されたままだが、健全なファン活動との線引きを明確にし、共有文化の再構築に舵を切ったかたちとなると「アサ芸プラス」が報じている。

【大転機】プロ野球「試合中のSNS投稿緩和」突如NPBがルール改定に踏み切ったワケ | アサ芸プラス【大転機】プロ野球「試合中のSNS投稿緩和」突如NPBがルール改定に踏み切ったワケ | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部